62	広島県尾道市立土堂小学校校長 陰山 英男さん 過去の対談一覧 第141回〜 第121回〜第140回第101回〜第120回第81回〜第100回第61回〜第80回第41回〜第60回第21回〜第40回第1回〜第20回

「明らかに子どもの脳は変わるんです」 ゆとり教育は学力悪化の原因と言われていますが、本当にそれだけが原因なのでしょうか。今回の対談相手は、「百ます計算」を用いた指導法で、生徒たちの学力を引き上げ有名になった広島県尾道市立土堂小学校校長の陰山英男さんです。実は、学力アップの理由は、「百ます計算」だけではありません。古い体質が残る日本の教育現場で、革新を続ける陰山さんに、日本の子どもたちの学力低下の原因を学校・家庭・社会……、さまざまな角度からお話いただきました。 ★緊急決定!★ 2009年12月20日（日）東京・表参道にて、陰山英男さんの講座決定！　詳細は近々発表します。「表参道カレッジ」のサイト>>をご覧ください。 【前半】 分析が間違っているから、対策も間違っている 学力低下の理由、その1は……。 それは、朝ごはんを食べないことと連動している 小さい頃から長い時間、競争して勉強した子どもはダメになる 家庭を変えていく必要があるんです 睡眠時間が増えると、テストの点が上がる 食材の数を増やすと、成績が上がる 外遊びと家庭学習の習慣をつければ、完璧です 百ます計算で、基礎を反復することが大切です ビフォア＆アフターを見せたいから、公募で校長に つまり、僕の教育プランが採用されたんです 突出して良い小学校ができると、困るんですよ 1年間で変わるよう、指導をしてきました 反復学習で、子どもの脳は変わるんです 挨拶する子は、成績が良いんです 【後半】 不登校児が10万人も増えて、教師の増員効果が相殺されている 日本の教師の指導力は、高いんです 教員免許更新制度で、教師の指導力が上がるのか 評価されなくても頑張るのが、日本の教師なんです なぜ子どもたちが考えることができなくなったのか。その分析を間違えた 教員の免許制に、現状では反対です 教育委員会の評価も入れてください 子どものノートを見ながら命を落とした教師がいます 叩かないと心がよくならないと思ったときには、子どもが悪くなる方を取れ 教育学者が、誰も、学校現場を見に来てない 僕の小学生時代は…… 教師になれば、田舎の家が建て直せるかと これからは、小学校から大学までをコーディネート 僕、アメリカ型って、あんまり好きじゃないんです 民族性をいかして、日本式に。いわゆる大きな政府でいいんじゃないか 世界一のインテリジェンスを、日本の子どもに身に付けさせる …追伸…　公立小学校校長から、私学立命館へ？		陰山 英男 (カゲヤマヒデオ) 広島県尾道市立土堂小学校校長 1980年、岡山大学法学部卒業。小学校教員として兵庫県尼崎市立園和小学校、兵庫県城崎郡日高町立（現豊岡市立）三方小学校、兵庫県朝来郡朝来町立（現朝来市立）山口小学校に赴任。百ます計算や漢字練習の反復学習を続け、基礎学力の向上に取り組んだ。2003年より現職。2005年春より中央教育審議会義務教育特別部会委員もつとめる。2006年4月、立命館大学教育開発支援センタ−教授に就任予定、（立命館小学校副校長を兼務）。おもな著書に『「陰山学級」学力向上物語』（PHP研究所）、『徹底反復「百ます計算」』『陰山英男の「校長日記」』（小学館）、『本当の学力をつける本』『奇跡の学力 土堂小メソッド』（文藝春秋）ほか多数。 ※プロフィールは対談公開時 （2005年10月）のものです。 イー・ウーマンのビジネス案内 イー・ウーマンで働きたい