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ハーモニーインタビュー

ヴァイオリニスト 千住真理子さん


ヴァイオリンを手にしなかった、20歳からの2年間

【写真】千住真理子さん ヴァイオリン以外には何も目に入らない状況で、あっという間に10代が過ぎていましたが、すべてが順調だったわけではありません。20歳の時、それまで「天才少女」と呼ばれ続けてきたことに対するストレスと、このまま一生涯、音楽家としてやっていくのかどうかという2つの疑問が爆発しました。そして一大決心して、ヴァイオリニストであることをやめようと思ったんです。一人の学生に戻って、また女性として、自分らしい生き方がまだほかにあるんじゃないかと、とにかくヴァイオリンから離れることにしたんです。「もういらないから」と言って母に楽器を渡しましたし、もちろん練習も全然しなかった。クラシックも聴きませんでした。

それまでのわたしは、1日24時間というサイクルの中で、音楽を取ったら何も残らないというくらいの生活をしていました。眠る時までも、音楽のことを考えていたわけですから。
解放感というよりも、虚無感ですね。何をしたらいいのかわからないんです。何を目指して、どう生きていけばいいのかわからないという虚無感。平日は学校から帰ってきて、寝るまで8時間近く練習して、休日には1日12時間。それだけの時間がまったく空いてしまった。

一番大きかったのは心の問題でした。音楽というものが、自分の中でものすごく大きな割合を占めていたんです。自分でも気付かないほどに。それが文字通り、ぽっかりと穴が空いたようになくなってしまった。呼吸をすることさえも、難しいくらいの状況でした。

ヴァイオリンで忙しい時は、あれもしたい、これもしたいと思っていたんです。じゃあ、それをやればいいじゃないかと思って、始めてみたりしたわけです。スキーに行ったり、映画を観たり、買い物に行ったり、ボウリングをしたり……。とにかくいろいろなことをしましたが、何をやってもおもしろくない。わたしが目指していたのはこれじゃない。では、どれなの?という混沌とした状態の中で、ただもがいていました。

それを挫折とかスランプと呼ぶんでしょうね。なかなか打破できない、抜け出すことのできないクレバスに落ちてしまうことって、あると思うんです。わたしは完全にそこに落ちていた。ですから、自分なりに努力したり気持ちを入れ替えようとしても、結局駄目なんです。そうして苦しみながら、いつの間にか2年間が過ぎてしまった。


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