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- 中井
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そこなんですよね。化粧品でも食べ物でも、人が勧めてくれるものって、その人には合ってるかもしれないけど、果たして自分に合ってるかどうかわからない。かと言って、全部自分で試せますかといったら、お金にも時間にも限りがある。だからつい人が勧めるものに手を出しちゃうんですよね。
わたしも去年カラダをこわして、やっとこういうことを考えるようになったんだけど、要するに、肌とかスタイルとかの外見ばかりじゃなくて、自分のカラダの内臓機能をもうちょっとお勉強しないといけませんね。それによって、何が足りなくて補えばいいのかがわかってくるし。「自分を知れ」、ですね。
- 石川
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まず自分がどういう状況にあるのかを知ることですね。
- 中井
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人間ドックに行くとか血液を採ってみるとか、ですか?
- 石川
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それは病気にかかっているかどうかを調べに行ってるだけですね。
- 中井
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え? じゃあ、ほかに何かチェックする方法があるんですか?
- 石川
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もちろん、栄養学のチェックというのがあります。ずっと開発をやってきた中で、みなさん「何を選んでいいのかわからない」とおっしゃる。こちらもその方の情報がないと何を勧めるべきかわからない。
必要なのは、医師による診断の情報ではなく、その方の食事も含めた生活習慣に関する情報なんです。生活習慣を細かく聞いて栄養学的に判断するというのが分析の仕方です。わたしの著書の裏にも、うちの会社でつくった診断シートがあるので、そういうものを使って、自分がどんな食生活をしていて、どんなものが足りないのかを割り出してください。それがよくわからなければ、まずは「五大栄養素」から取っていくのが妥当です。
- 中井
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すべてのことはまず自分を知ることからなんですよね……。
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