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- 中井
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でも、ですね。サプリメントの箱を見ると1日15粒〜30粒を目安に……みたいなことしか書いてないわけです。いつ飲むかとか、15粒〜30粒のその幅は何なのかをどうしてはっきり書いてくれないんでしょう?
- 石川
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業界の話になりますが、実はあいまいにしかできない現状があります。医薬品だと1日何錠とはっきり書いてありますよね。あれを「服用」と呼ぶんですが、服用という言葉は医薬品だけにしか使ってはいけないんです。食品やサプリメントで服用という言葉を使ったら、薬事法違反になる。ですから、サプリメントでは必ず「目安」という言葉を使っています。あくまでも食品なので、このぐらいの目安で取ってくださいとしか言えないんです。法律的に。
- 中井
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なるほど。それにしても、15粒〜30粒という幅は何ですか?
- 石川
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たとえば、ある有効成分が1粒の中に50ミリグラム入っていたとしますよね。1〜4粒と書いてあったなら、4粒では200ミリグラム。この数値は、その成分で臨床データをとった時に効果が実証された最大値なんです。
- 中井
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じゃあ、ちょっとこれはどうかなあと半信半疑の時は最低の量にして様子を見る。で、そこそこ信用できて早く効果を出したいと思ったら一気に「4粒だわっ」という感じでしょうか。最大の量でも、カラダにダメージとか副作用はないんですよね?
- 石川
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えー、それは……。
- 中井
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え? 駄目なんですか(笑)?
- 石川
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いえ、そういうわけじゃないんですけどね。なぜ言葉を濁したかというと、今サプリメントの業界は大変混とんとしていて、中国のやせ薬の問題などもありましたし、非常に安全性が問われている時なんです。そういう意味で、それぞれのメーカーさんの考え方とか、扱っている原材料によって全然違うので、すべてが本当に安全かどうかわからない。みなさんが注意しないといけないのは、わからないものは口にしないということです。
- 中井
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注意するといっても、わたしたちは箱の表示を見てもよくわからないわけですよ。カタカナの長い名前が並んでいて、何のことだかわからない。だから、知ってるタレントさんが飲んでいると聞いたら大丈夫だろうと思うとか、勘に頼るしかない。どこを基準すれば正しく選べるのか、ちゃんとした基準があるのかを知りたいんです。
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