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EFFIS(エフィス)
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FCV普及のためにクリアすべき難題が語られたすぐ横では、今後のFCVの一つの可能性を示した新発想のコンセプトカー「EFFIS(エフィス)」が展示されていました。

明るいインテリア
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コンパクトでキュートな外観。3.5シーターという、シートアレンジで3人+αが座れるフレキシブルな室内。「未来の都市生活を見据えたミニマムコミューター」というキーワードがぴったりの身軽で機敏に動いてくれそうなクルマです。
見た目のかわいらしさとは別に、このクルマがすごいのは、燃料電池スタックと日産独自の最新技術で開発されたスーパーモーター、コンパクトリチウムイオン電池の3つが組み合わされている点。超小型・軽量化が必要とされる今後のFCVの一つの在り方だといいます。

小型ながら1つで2つの出力を取り出せるスーパーモーター
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とくに注目は、世界初の「スーパーモーター」。1つのモーターから、左右それぞれの軸方向へ出力を2つ取り出すことがで、さらに、2つを別々に制御できるという革新的な小型・高効率のモーターです。これを燃料電池車、ハイブリッド車のモーターとして実用化も検討しているとのこと。

薄型のコンパクトリチウムイオン電池
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もう一つの「コンパクトリチウムイオン電池」は、従来のものと比較すると圧倒的に薄くなり、1センチほどの厚さ。これも日産が独自に薄型・省スペースを可能にしたもので、クルマ自体の小型軽量化に貢献しているようです。
「環境にやさしい燃料電池車やハイブリッド車において重要な役割を担うのが、モーターとバッテリーです。日産が独自の革新的な技術でスーパーモーターとコンパクトリチウムイオン電池を開発したことにより、小型・高効率が実現できます」と説明員の方。
それらを搭載したEFFISに、日産が提案する環境へのやさしさの究極が見えました。
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