海外をめざした理由とこれから挑戦する方へのアドバイス
2001年に私が渡韓した目的は、語学習得とプチ韓国生活を体験という程度のものでした。もともとアジア好きで、中華圏を始めとしたアジアのエンタメに触れるなかで、韓国映画の魅力を知り、字幕なしで韓国映画を観たいというキモチが高まったことから、韓国での生活がスタートしました。
私は現在、自分が関わりたかった仕事をしていますが、それは自分なりに情報と知識を蓄え、韓国語の勉強をし、苦労とチャレンジの結果ですが、日本で出版の仕事をしていたり、すでに構築していたネットワークのおかげという側面もあります。
韓国で仕事をするなら、目的意識を明確にすること。そして勇気と忍耐力と言語が大事。ときどき日本人駐在員で、周囲は日本語が話せる韓国人だからといって韓国語を勉強しない方がいます。もちろんそれでもビジネスはできるのでしょうが、本当に韓国人の心を開かせ、対峙できているかと言えば、違うと思います。共通の言語を用い、一緒にご飯を食べて、お酒を酌み交わすというのは、非常に大切なコミュニケーションです。
韓国は、距離的にも近い国で、我々と同じアジア人顔、言語も似ていることから錯覚しがちですが、文化も価値観も異なる外国です。 海外で暮らすと、これまで気にもしなかった日本人としてのアイデンティティが自分の中に芽生えます。日本人としての誇りを失わず、韓国社会にも適応できる器が必要です。日本を基準に物事を考えると狼狽します。「郷に入らば郷に従え」を忘れずに。
↑「漢江の奇蹟」、韓国経済の高度成長を象徴する「漢江」
韓国/ソウル 猪狩久子さん
↑週末の映画館は、どこもソールドアウトになるほど映画は国民的な娯楽
↑第4次日本大衆文化解禁以降、日本のCDも大きくディスプレイされるCDショップ
2.イギリス/ロンドン
ハンバーガー4700ウォン コーヒー1900ウォン (ハンバーガー専門チェーンTom’sにて)
2100ウォン程度〜
上品米 20キロ 平均4万4873ウォン(卸売市場・消費者価格)