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2002/10/28(月) - 2002/11/1(金)
5日め

テーマ住基ネット、横浜方式を支持する。

今日のポイント

年間200億円もの税金を利用したシステムの行方は……。

投票結果 現在の投票結果 y88 n12 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
大谷昭宏
大谷昭宏 ジャーナリスト

個が大きい社会住基ネットの参加、不参加は市民に選択してもらおうというシステムをとった横浜市。その「横浜方式」を入り口に、この一週間、住基ネットの抱える問題点や疑問点などをみなさんと一緒に考えてきました……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

個人のための国家でしょう?(まめむぎ)

住基ネットは、個人にとってはどれほど役に立つものかが疑問です。そんなことより、土日も窓口をあけてもらったほうが、よっぽど助かるのですが。そこには、国が個人を管理しようという意図がどうしたって見えてしまいます。防衛庁が情報公開請求者の個人リストを作成していたという事件がありました。すでに、国による個人の監視は始まっているのですね。個人情報保護法案、有事法制などなどじわりと右傾化してきていることに、とてつもないイヤな感じを覚える人も少なくないと思うのですが、マスコミはこれらをあまり論じていないように感じます。もっと深い論議がされるべき問題なのに。とくに新聞は政治を監視する機能をしっかり果たしてほしいと思うのです。住基ネットだって騒ぎ始めたのは稼動直前。法案は小渕内閣の時に通っているのに、その時どれだけこれが論じられたでしょうか。単にわたしがすっとぼけていただけなのでしょうか。なんだかだんだん論旨がずれてしまっているように思いますが、個人を軽く見すぎていると思うのです。11桁が常に追っかけてきて、わたしがわたしで生きられなくなるなんて絶対にイヤです。住基ネットでメリットがあるのは国だけですよね。

区役所に返送しました(kdaisuke・神奈川・未婚・34歳)

わたしは川崎市民ですが、たまたま横浜市長と話をする機会がありました。彼は住基ネットの制度に対して本心からおかしいなと思っておられるようです。わたしが横浜市の選択に賛同を伝えたら、わが意を得たりという感じでした。横浜市民がうらやましいです。鶴見川を越えたい。

横浜市の選択に賛同します(xtckids・神奈川・未婚・30代)

今回の横浜市のやり方に、賛成です。わたしは、そのために引っ越したいなぁって思ったくらいです。自分で選択したいです。うやむやになってしまっている感じなのです。今後、どうなるかわからないですが、現段階では、一番いいなぁって思っています。同じ県内に住むものとして。

住基ネットは誰のため?(mamisan)

住基ネット参加のぜひについては、横浜市のやり方は理想的だと思います。同時にわたしが東京都杉並区民であったことに感謝しました。住基ネットは個人情報保護法とセットで可決することは最低限の条件だと思うので、横浜市と杉並区の不参加理由は同じです。杉並区の反対理由はもっともだと思います。横浜市、杉並区以外の決め方とそのプロセスを見ると、いったい、誰のための何のための住基ネットかと疑問がわきます。クレジットカード、オンライン決済の場合と同じで、その利便性と危険性も十分認識した上で参加するのは、各個人の判断と責任だと思います。

自らの選択肢で築いていく権利(メリーメイ)

個人情報って結構漏れてるものです。「人の口に戸は立てられない」とはよく言ったもので、噂話程度ならまだしも、ありとあらゆる個人情報が漏洩する可能性のあるものは、やはり厳重な注意のもと、監視することが必要とされるでしょう。違憲と言われても「市民選択制」を採った横浜市を支持します。自己の安全性を他者に委ねるのでなく、自らの選択肢で築いていける権利って大事だと思います。問題が起こってしまってから責任問題を問うのが常ですから、同制度に国民の過半数以上が何の異議も唱えない、このことについても意見を求めるべきでしょう。

一世帯に一通という人権感覚のなさ(べんじゃみん・東京都・31歳)

東京都23区内の某区に住んでいますが、一世帯に一通しか通知が来ない、つまり、家族の番号をほかの家族が見てプライバシーを侵害することを行政が肯定している、という恐ろしいところです。わたしは通知を返したいのですが、夫はそこまで思っていない様子で、困っています。ハガキは結局未開封で手元にありますが、夫が返したくなさそうなら、わたしの分だけでも抗議文を出そうと思っています。それにしても、たとえば夫婦別居中の場合、最も知られたくない相手に自分の番号を知られてしまうわけですよね?あまりにも古い、人権感覚を無視した方式の通知だと腹が立ちました。このことは地域選出の国会議員さんにもメールで相談し、「現代日本にふさわしい方を来年の統一地方選挙で立ててください」とお願いしました。時代にそぐわない考えの首長にはこの際交代していただきましょう! 

プライベート情報の漏洩は恐ろしい(Happy)

わたしの住んでいる自治体は、福祉に関して整備されていると思いますが、残念ながら住基ネットには参加しています。地元で商売をしているため、プライベート情報は死活問題だと思っています。たとえ役所の職員であっても個人情報は知られたくありません。最初は住民票だけでも、そのうち納税や銀行の引き落としなど、さらに踏み込んで利用されそうなので、不安です。今の状態でも不便さはないので、全国で参加・不参加を選択性にしてほしいです。このような場合、どこに働きかけたらよいでしょうか?

もちろん、横浜方式を支持します(kuniwaka2001・神奈川・既婚・31歳)

わが家(夫との2人家族)はもちろん、住基ネット不参加を希望しました。不参加希望が横浜住民の約4分の1でしたが、今回は、不参加希望の人たちが不参加希望の用紙を持って役所に出向いたり、郵送をしたわけですよね。反対に参加希望の人たちが役所にいく方法だったら、どうだったんでしょう?もしかすると、4分の1の人しか希望しないかも。この住基ネット導入に関しては、見切り発車もいいところです。政府、自治体は、国民にメリット、デメリットをわかりやすく説明すべきです。改善の余地は大いに残っています。

OTHERS

わたしの番号は今……(まやれい)

わが家に届いているはずの「台帳番号」をわたしは覚えてもいないし、窓口に行き、住所と名前を言えば情報を確実に引き出せる状況は変わらないのだから、住基ネットによる効率化のメリットをそれほど感じることができません。効率化によって、自治体の経費や人件費が削減され、よりよい自治になるために予算が使われるというのであれば、賛成ですが、それほどでもないならば、どこにメリットがあるというのでしょう。横浜方式だってもろ手を挙げて賛成、というわけでもありません。

横浜市の選択はポーズにしかすぎない(himetaro)

横浜市民です。広報紙にはさまれてきたリーフレットを読み、選択制と言っても、住基ネットにいずれは参加することを前提のポーズだとわたしは思いました。今回、不参加表明をした人は窓口に書類を取りに行き、提出したり、また、安全が確認されて、いよいよ参加という時には再び願い出たりなど手続きが煩雑。それに対し、参加を肯定する場合、特定の資格登録などに住民票の添付が省略化できたり、全国で住民票の写しの交付を受けられたり、転出届の簡略化を受けられたりとメリットがあります。こんな差をつけられたら、たいていの人は不参加表明をする前に萎えてしまうのではないでしょうか?国が決めたこと、しょせん、国に対して地方行政が異議を唱える、もしくは覆すことなどしょせん無理なんだなーと思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

個が大きい社会

個が大きい社会住基ネットの参加、不参加は市民に選択してもらおうというシステムをとった横浜市。その「横浜方式」を入り口に、この一週間、住基ネットの抱える問題点や疑問点などをみなさんと一緒に考えてきました。これまで「横浜方式」を支持すると答えた人は198人。支持しないという人は30人で、全体の13パーセント程度でした。これまで、メディア規制法案や日朝国交正常化交渉などの賛否をテーマに、この場でみなさんと意見交換をしてきましたが、これほどまでに、差が開いたのは初めてのことです。

これは、いみじくも、住基ネットそのものに対する批判が、国民の中に根深くあるということを示していると思います。それなのに、全国の自治体で、異議申立てをしたのは、いまだに、この「選択制」の横浜市と、もともと不参加の東京都杉並区、国分寺市、福島県矢祭町、それに、稼動後にネットから離脱した東京都中野区の、あわせて5つしかないのです。他の自治体は、いったい何をしているのかと思います。できてしまったものは、もう仕方がない、ということなのでしょうか。いわゆる「悪法も法なり」と、受け入れてしまっているのでしょうか。いいえ、悪法は法ではありません。悪法は変えればいいのです。そのためにも、反対の声を挙げ続けること、そして、誰も利用しなくなることで、無用の長物にするしかありません。

なにしろ、この住基ネットを維持するだけで年間、200億円もの費用がかかると言われています。国民の役にもたたないのに、もったいないじゃあありませんか。住基ネットが8月5日に導入されて以来、3カ月が経とうとしていますが、少なくともわたしの周りで、住基ネットが便利だなんて誰からも聞いたことがありません。そんなものを、いったいなぜ作る必要があったのでしょうか。

そこで、忘れてはならないのは、そこに有事法制の問題が絡んでいることなんです。拉致問題がいま、国民的な関心を集めている中、日本は工作員が野放し状態、だからこんな事件が起こるんだという声があちこちから聞こえてきます。そのためにも住基ネットは必要だし、スパイをあぶり出すためには国民全部に番号をつけりゃあいいという意見です。でも、それは本末転倒だと思うんですね。こういう、隣国からの恐怖や危険は正常化交渉などでこそ解決され、取り除かれるものであり、疑心暗鬼の監視社会ではない国こそ、わたしたちはつくるべきなのではないでしょうか。

わたしが尊敬するノンフィクション作家・本田靖春さんが1980年、「むつ小笠原原発」で翻弄された地元の人々を描いた『村が消えた』(旬報社)というルポを発表しました。その中にこんな一節があります。「より強く、より大きくならなければならないのは個々人であって国家ではない。これは現代では自明の理である。強大な国家権力の下で国民が完全支配を受けるとき、いかに多くの不幸が生み出されることか」それから22年が経ちますが、この国では、個々人はより小さく、そして国家はより強大になっていくという気がしてなりません。有事法制は、確実に個の力を小さくしていきます。住民票1枚の問題ではないのです。住基ネットを受け入れるのか、拒否するかは、まぎれもなく、国家が大きい社会か、個が大きい社会か、そのどちらの社会をわたしたちが望むかどうか、ということなのです。

大谷昭宏

大谷昭宏

ジャーナリスト

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