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現在携わっている仕事の一つは、販売店の店舗、ハードそのものです。
日産の販売店は全国に2,700ありますが、最適な店舗配置のためのガイドラインを作り、それに基づいて販売店を展開する販売会社にプランを立ててもらいます。合わせて、ブランド・アイデンティティに基づく新しい店舗のデザインを改装時に導入していただく。
日産の販売店にはブルーステージとレッドステージという2つのチャネルがあり、2000年1月からそれぞれブルーとレッドの看板を展開しています。それを活かしながら、看板だけでなくお店のイメージ全体を統一するという方針で動いています。
“NISSAN”のカーバッジを象徴的に店舗に掲げ、床・壁・天井などの内装からサービス工場のデザイン、カウンター・椅子などの器具類、照明器具なども全部仕様を決めて、店舗改装の際に導入する。
ここでは、販売会社に納得していただいて進める苦労がありました。これまで販売店は自由に店舗づくりを行ってきて、それがある種楽しみでもあった。そこにわたしどもメーカーが入り込んで、外観と内装のデザインから素材まで指定したものだから、「都会で考えたデザインじゃないか、うちの地方は違うぞ」と摩擦が起きる。なかなか理解も進まない。社内的にもかなりの横断的プロジェクトで、デザイン部門と購買部門、財務部門など利害がいろいろと対立する……。
結局は、モデル店舗を作り、そこでの実績やお客さまの評価が良かったことが伝わって、ようやく動き出し導入にこぎ着けたんですけどね。
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店舗開発部部長 野村紀子氏
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