松下電器では、パナソニックセンターにて、2002年より家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの公開運転を実施しています。そして、2003年6月からは、松下電器の研究施設「くらし研究所 LivLa」で、2004年度市場導入に向けて、実際の生活パターンに合わせた最適な制御方法や経済性の検証など、最終的なフィールド実験に取り組んでいます。
一般家庭で使われるようになると、電気と熱の有効利用により、エネルギー利用効率は、現在の火力発電と比較して2倍の約80%に向上し、ひいては地球温暖化防止に大きく貢献できるわけです。 同時に、家庭でも年間約5万円の光熱費が削減できるということです。
家計にも地球にもやさしい家庭用燃料電池コージェネレーションシステム。燃料電池で走るクルマと同様、一刻も早い普及が望まれます。
家庭用燃料電池コージェネレーションシステムを中心に家庭の電力が賄われ、屋根には太陽光発電システム。庭や街灯には、風かもめ……。そんな暮らしが実現する日が待ち遠しいですね。 ※この記事は2003年掲載時の内容です