「地球環境との共存」に寄与することを方針と掲げる松下電器グループが、次世代のエネルギー供給システムとして、今もっとも注力しているのは、家庭用燃料電池コージェネレーションシステムです。
「燃料電池」とは、水の電気分解の逆の反応を利用し、水素と酸素を化学反応させて電気をつくりだす仕組みです。炭酸ガスの排出量を抑制することができるクリーンな発電機として注目されています。
家庭用の燃料電池では、家庭に供給されている都市ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電します。同時に、発電時に発生する熱は、お湯をつくるために使われ、家庭の給湯や暖房に利用することができます。このように、発電と同時に発生する熱を回収して、有効に利用する装置のことをコージェネレーションシステムといいます。 ※この記事は2003年掲載時の内容です