ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第70回 一色 真司さん

70 |
株式会社代々木学園代表取締役社長、代々木高等学院学院長
一色 真司さん
|
|
|
元手3万円からのスタートでした
- 佐々木
「全部揃ってなきゃ会社なんてできない」と思っていると、そうでもないっていうことですね。
- 一色
そう。「とりあえずはできるんだ」ってね。そのときに「手伝ってくれ」っていう話があって。でも、彼の下で働く気にはなれなかったのでと。「じゃあ、僕手伝うから、別に会社を作るよ」っていうことで、当時、マンションのワンルームだったんですけど、「ここ、備品も全部置いていって、俺に貸してよ、お金ないから」って(笑)。そこからスタートしたんです。
- 佐々木
それで、その彼はどうしたんですか?
- 一色
彼は、「移転して、拡大するから」って言って。僕は、「僕があなたの3倍は売るからさ」って言ったら、本当に信用してくれたんですよ。「今までの会社の収益よりも、なにもしないでこれだけ儲かりますよ」って、一応計算して。
- 佐々木
それは書けた(笑)?
- 一色
足し算引き算だから(笑)。そうしたら彼は信用してくれて、備品も全部置いていってくれて、彼は新規に大きいところを借りて。
- 佐々木
その人もすごい決断力ですね。その人の会社の東京支社を任せられたって感じ?
- 一色
そうそう。だから、僕、いろんな人に恵まれているんだと思うけど。支社みたいなものを、独立した形で請け負った、っていう。そこまでの条件を飲んでくれたのがきっかけで、「まだ早いかな?」と思ったんだけれども、「じゃあ、これはチャンスだ」っていうんで辞めたんですよ。それが25歳の終わりかけのとき。
- 佐々木
そのときは、でも、起業したときよりも支社を任される別法人の社長みたいな?
- 一色
そう、請負会社、完全請負会社です。そこからスタート。だから、元手はまったくなし。3万円でしたから(笑)。
- 佐々木
それもすごいです(笑)。
- 一色
「文房具買って、終わり」みたいな(笑)。で、昔、事務系をやってましたから、OA機器は全部、そこの払い下げ機。元の同僚のところに電話して。
- 佐々木
すばらしい人脈。
24/31
|
 |
|
|