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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第130回 山田昌弘さん

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130
中央大学教授
山田昌弘さん

最近、社会学の階層論の中では

山田

結局、正規労働者の既得権と、経営者も優秀な人に辞められたら困る、という2つの結託でしょうね。

最近、社会学の階層論の中では、昔は経営者と労働者の間に線を引いていたのですが、今は正規雇用者と非正規雇用者の間に線を引くべきだという人も出てきています。経営者と正規雇用者は一緒で、非正規雇用者が異なった階級、との議論も出てきましたね。

佐々木

そうすると、非正規社員というのを正規社員にする運動をするよりも、早く正規社員をなくした方がいいですね。社会の活性化のためには。

山田

そうなんですよ。でもそれが難しいんですよ。全体の社会の活性化をするためには、オランダがやったみたいに、ただ単に時間が長いか少ないかだけのことで処遇すべきだというのは正しいことなんですけれども。

佐々木

握っている権利を失うのは誰もが嫌がると。

山田

以前勤めていた大学で、大学の偉い方と話していたときの事です。文部科学省からの大学の交付金が段々少なくなっている、という話題のときに、まず非常勤講師の給料を削ろうという話になるわけですよ。私は、けしからんというか、格差社会の是正のためには、非常勤を据え置いて、いわゆる常勤の正規の先生の給与を下げる方をやったらいかがですかって言ったんです。すると「山田さんはいいよ、アルバイトでいっぱい稼げるから」って言われて黙るしかなかったです。

佐々木

「あなたたちも稼ぐ力をつけたらいかがですか?」って言ったらどうですか。

山田

言ったらそれは嫌われますから。その既得権は大きいですよね。

佐々木

そうすると学会でも公務員の意識も、全体的に、自分がより努力をしたり、貢献をしたりして、次のステップにいくということでなく、いかに何もしないままに今の状態を保つかということになっているんですね。

山田

それは極端な意見ですが。今までどおりしていけば、今までどおりの給料がもらえて当然だという意識の人が多すぎる。こういう時代になってもね。

佐々木

会社だって生き物だから、収入がなければ、あるいは伸びていかなければ、給料が伸びないのに。会社に入ると、毎年給料が上がるものだと信じているのは、変ですよね。自分が貢献したとか、会社の売り上げが上がったとかと関係なく、毎年上がると期待している。

山田

それが既得権として、ずっと来てしまっていて、日本はずうたいが大きいから変わり難いんですよね。だって佐々木さんがおしゃっているように、「定年前に辞められたらいかがですか?」って言うと、「みんなが一緒に辞めるなら覚悟するけど、自分からは」って。私は辞めてもいいんですけど。

佐々木

先生こそは違う道で。

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