ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第115回 藤村良典さん

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藤村良典さん
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我々が一番最初だよ
- 佐々木
私の人選にも間違いなかったでしょう?
- 藤村
間違いなかった。皆、頭がいいし、きれいだし、仕事に対して愛情も責任感もあったからね。だからあの頃、我々のコンサートも華やかじゃなかったのかな。入り口で制服って、あまりなかったよね。かをりたちも花だったし、やんちゃだったし、若かったし。
- 佐々木
あのとき、藤村さん、おいくつだったんですか? 会社を作って、たぶん私、1年目ぐらいに、私はアルバイトに飛び込んだんじゃないかと思うんです。チラシ配り以外は、確か、社長、副社長、スタッフとシトロエンに乗って「ステ看貼り」にも行きました。
- 藤村
悪いことをしてたんだよね。僕、もう十何年、各警察署で始末書を書いてますから。東京は、歌舞伎町や東銀座警察署から、横須賀まで。
- 佐々木
それは、東京でも貼ってたってことですか?
- 藤村
全部。
今、コンサートインフォメーションって新聞の社会面の下にあるじゃない? あれは、立て看板に引っ掛けてけがをした人がいて、それで問題になって「やめよう」となってね。じゃあ、どうしようか、ということで新聞の社会面の下がいいだろう、と広告を出すようになったんですよ。
- 佐々木
それから、そこにコンサートのお知らせが出るようになったんだ。
- 藤村
そう。立て看板ができなくなってから、そういう媒体にお金を渡して……。だから我々が一番最初だよ。コンサートの告知を、新聞に1センチ2段とか出したのは。
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