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藤村良典さん
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「じゃあ、僕も生物部に入ろう」
- 藤村
もちろん、かをりちゃんみたいに自分で稼ぐんじゃなくて、いかにお金を親からもらうか、ってね。教科書代とか、部活がどうのこうのとか、ウェアを買うからとか言って。
- 佐々木
親から貰って貯めてたんですか?
- 藤村
いや、それをどんどん使ったの。靴は買うわ、洋服は買うわ、本当に、今なら笑っちゃうんだよね。それをくれていたほうも、くれていたほうなんだけど。部活に三つぐらい入ってたの。本当にかわいい後輩がいて、彼女が生物部に入ったから、「じゃあ、僕も入ろう」みたいなさ。
で、運動会で行進をするじゃない、体育部の部員が。ラグビーとか野球とかさ。で、体操クラブっていうのは、ユニホームがすごくきれいだったの。ひざあたりのところにゴムをつけてピッとすると、きれいに脚の線が出て、それがすごく行進するときれいだったの。で、「これは体操クラブに入らないと」と思って、入っちゃったり。すごく単純でさ。
- 佐々木
生物部と、体操クラブですか? それは、中学と高校で?
- 藤村
高校。日大二校(日本大学代に高等学校)。
- 佐々木
それで、かわいい子がいて、三つ入っちゃったんですか?
- 藤村
そう。クラブで、体育部に二つ入ってるやつは、普通、文化部には入らないのよ。ところが、かわいい子がいて、どこに入るのかなと思って注目してたら、生物部に入っちゃったから、「じゃあ、僕も生物部に入ろう」みたいな。
で、生物部に入ったら、山羊の解剖とか、あるんだよ。皆知らないかもしれないけど、生物部は内臓をロウで固めて、スライスするの。で、これを顕微鏡で細胞を全部、分解したりして、発表するの。山羊だよ? 俺、ネズミくらいの大きさまではいいけど、山羊まで解剖するとは思わないじゃない? おかしかったね。
- 佐々木
藤村さんが、生物部なんて、想像もできませんが、それより、お父様とお母様は、そういう藤村さんが説明するとお金をくれているようなリッチな方だったんですね。何人兄弟だったんですか?
- 藤村
6人。で、上3人がリッチといえばリッチ。
- 佐々木
一番下なんですか?
- 藤村
いいえ、もう一人、年子でいますよ。俺のすぐ下の一番末っ子は、まじめで、投稿福祉大学を卒業して、神奈川県庁の福祉課に入って、10年ぐらい勤めて、その後、自分で金を集めて、県からも出してもらって、独立して、重度身障者の施設を作っているんですね。今はその理事長になってね。もうリタイアしているかどうか知らないけど、そいつがうちの兄弟の中では、真面目。あとはもう、サラリーマンはいるわ、タレントはいるわ、いろいろで。
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