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2003/2/17(月) - 2003/2/21(金)
5日め

テーマもんじゅ設置無効判決、支持しますか

今日のポイント

許可無効判決を機に再認識したこととは

投票結果 現在の投票結果 y32 n68 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
志賀こず江
志賀こず江 弁護士

今回の高速増殖原型炉「もんじゅ」の原子炉設置許可を無効とする判決は、わたしたちにずいぶんいろいろな問題を考えさせてくれました。何よりも重要なのは、「安全」に生活するということであり、「便利さ」や「快適……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

安全神話が壊れた今……(ぷくちゃん・京都・既婚・35歳)

原子力については今の快適な生活を維持するために必要なんだから仕方がない……とする意見もあるようですし、政府としてはこれまでたくさんの予算を費やして研究してきたのだからこのままなんとしても続けなければ……ともとれる態度で推進しています。ここ数年、安全神話が壊れたことは確かなのですから、まず、そのことをしっかり受け止めて潔い撤退もあるということを考えてほしいと思います。原発銀座と言われる若狭湾沿いで育ったわたしとしてはまず、確かな安全を望みます。だらだらと続けていくぐらいなら、そこに投資するお金を新しいエネルギーを開発する予算に変えてほしいと思います。

風力と太陽エネルギーを(keiko555・神奈川)

設備が安全であっても携わる人たちの意識が低いと安全とは言えないです。資源のない日本の場合、「原発は必要」との意見はわかりますが、「原発」に変わるエネルギー開発に尽力してほしい。太陽エネルギー、風力エネルギーなどにも力を注いでほしいと思います。やはり安全が第一だと考えています。

天災に見舞われたときの保証や援助は?(ルビイ)

もんじゅに限らず、原発がどれだけ危険か国民はどれだけ認識しているかと思うと、これこそ危機感を感じます。地震国家日本には、はっきり言って原発は危険すぎると思います。とくに東海地震震源想定地域にある浜岡原発群などは、なぜあのような場所に設置されたのか理解できません。

万が一、大地震などによるメルトダウンが起きた場合、チェルノブイリを越える惨事になると聞いてます。子どもたちは白血病や甲状腺ガンなどで命を落としたり、一生後遺症を抱えたりして暮らさなければなりません。そして、そのための保証や援助などは確立されていないのも現実です。便利な世の中に支えられているわたしたちではあるけれど、ここに書き込まれているみなさんのように、多大な恐怖よりも多少の不便さを選択したいと思います。

運転再開にはかなり不安を感じる(hidy・神奈川・既婚・40代)

旧動燃の「もんじゅ」が「臨界」に達したとき福井にいたので、それが未来の電力発電を担う夢を実現する施設だったことは、「高速増殖炉」についておぼろげにしかわからないわたしでも理解できました。プレス向けには、名前の由来である「もんじゅ菩薩観音」の写真まで配られました。一般向けの施設も見学体験したことがあります。

いかに安全であるか再三強調してきたにもかかわらず、「試運転」の段階でトラブルが起きた施設を今後も運転再開するのは、かなり不安です。放射能は目に見えないので、どんなことが起きているのか予想もつきません。東海村の事故で被曝し亡くなった人たちのことを思い出さずにはいられません。住民が設置許可無効を求めるのは、当然ではないでしょうか?

代替エネルギーの開発を(シンプル)

100%安全ということはありえないと思いますが、どの辺で「安全」と判断するかの線引きは非常に重要だと思います。事故が起こったときの人命、環境への影響を考えると、それと引き換えにしてまで便利さを追求しようとは思いません。代替エネルギーとして、より安全で、自然とも共存していけるようなものに開発の力を注いでいってほしいと思います。わたしたちは、これ以上の消費生活を望んでいるのでしょうか? もう一度考え直す必要があるように感じます。そういう意味で今回の判決を支持します。

便利さと効率ばかり優先するリスク(UML・北海道・既婚・40歳)

もんじゅの安全性についてはかなり不安を感じています。わたしは原発自体はなくてもいいと思っているくらいです。そのかわり生活が不便になっても仕方ないと。夜は暗いものだし、夏は暑いし冬は寒いのが当たり前。1年中過ごしやすいなんてぜいたくすぎると思います。命に関わるインフラ以外は不便で構わない。一度経験してしまった便利さはなかなか手放せないでしょうけど。地球に生かされている人間としてはこのままだと、とんでもないしっぺ返しをくらうような気がしてなりません。一刻もはやく安全でクリーンな電力を造れるようになってほしいものです。わたしはそれまでは不便でも我慢します。またこの分野の研究にもっと予算を使うべきだと思います。

国民一人ひとりがもっと学ばなければ(あるばーと・神奈川・既婚・36歳)

支持します。原子力というエネルギーを、人間という間違いを犯す可能性がある生物が制御できるのかどうか、疑問を持っているからです。石油に頼らず大量のエネルギーを得られる魅力的な錬金術ですが、偶然のミスが重なった場合に取り返しがつかない事態を招く可能性もあるわけです。多少のコストをかけてでも太陽光発電や水素発電(燃料電池)にシフトしていくことが将来のためだと考えます。根本的なところですが、裁判で決めることではないと感じます。行政が決めたり国会で議論して結論を出すのでもなく、国民投票などで直接判断すべきことだと考えます。そのためには、国民一人ひとりがもっと原子力のことについて学んでいく必要があるとも考えます。

国をあげて節電を(まゆちゃん・千葉・既婚・33歳)

これだけ地震の多い国で、もんじゅに限らず原子力関連施設は、大地震が起こったときにまで本当に安全なのか、またこのご時世、核施設にミサイルを打ち込まれたらどうなるのか、常日ごろ疑問を感じています。資源のないこの国で、原子力発電に頼らざるを得ないのは理解できますが、高速増殖炉はいまだ開発中のもの。安全性が不確かな段階では、設置無効判決は支持できます。

現在、原子力発電所がストップしているため、電力不足に陥るかもしれないそうですね。それなら、国をあげて、東京のネオンを一定時間消す、市民にもっと大きな声で節電を呼びかける、等の対策を打つべきです。わたし個人としては、マンションに住んでいるとどうしても暖房は電化製品に頼らざるを得ないため、かなり電力は消費してしまっているのですが、できるだけこまめにスイッチをオフにするように心がけています。

電力消費に対する義務付けを(miyaco)

石油や核を巡り社会情勢が緊迫している今だからこそ、日本は英知を結集してクリーンエネルギーで生きてゆく術を探るべきではないでしょうか。新技術の開発はもちろん、新築される全建物に太陽光発電装置の設置を義務付けるとか、一定量以上に電力を消費する事業体には風・水・太陽光などを利用した設備の導入を義務付けるとか。わたしが理想家過ぎるのかもしれないけど「これだけの電力を消費してるんだから原子力は仕方ない」というのはどうかと思います。

こんなに原発に依存しているとは(巽)

今日観た番組で「東京都の電力が不足する?」という特集がありました。最初は「だから原発は必要でしょ」というプロパガンダかと思いましたが見ていると「首都圏の約4割の電力を新潟、福島の原発で賄っているが安全性への不信感から地元住民が反対し、現在17基のうち13基の運転が停止されているから」というものでした。わたしの不勉強もありますが、原発是非論が交わされている中、もうすでにこんなに原発に依存しているというのも驚きでしたし、首都圏の電力供給なのに地方にそのリスクを負わせているということも考えさせられました。東京、大阪といった都会は自分の街に原発を置く危機感なしに、その恩恵だけ受けているようで気がとがめます。

NO

安易な原発反対姿勢に疑問(NOAH・東京・未婚・20代)

原発は危険だからいらないというのは簡単ですが、では限りある電力で生活することを本当に覚悟できているのでしょうか。エアコンに頼った生活、何でもかんでも電化されていく世の中を見ていると、とてもそうとは思えません。わたしも、できれば原子力発電に頼りたくはないと思いますが、実際問題それに頼らなければ電力供給ができない現状を国民一人ひとりが真剣に考えるべきではないでしょうか。前例のない大きな判決を下したことは評価できると思いますが、現在の安易な原発反対姿勢には疑問を感じます。

国民も改善策を考えなければ(capital-one・埼玉)

こういったことを考えると本当に日本人の意識がぜいたくに慣れてしまい、そのありがたさが分からなくなってしまったと言えると思います。現実、われわれの街で電力が停止したらどうなるか。ライフラインがストップするのは当然ですが、知られざることで、あらゆるところのホストがストップします。そうすると日本で重要な場所の情報が回らなくなる。その先に東証が止まったら……。それだけで倒産するか給料を先送りするかを決断せねばならない企業は増えます。金融機関も支払えません。つまり、ライフラインは元より復活したときにわれわれの生活を維持することが不可能になります。たしかに自然には悪影響を及ぼしますが、文句を言うだけでなく、改善させられるだけのアイディアを作る義務が国民の側にあります。なぜなら、批判をしながらそのお世話になっているのは他ならぬ日本国民なのです。精神的な不安はいくらでも言えます。でもこれは対策を講じるまでは譲り合わないといけません。自前でライフラインと経済を維持できないんですから。

ウランを有効に使うことも必要(blueberry53)

今回の判決で一番寂しく思うのは裁判には、勝った負けたという判決になじまないものもあるのにと思ったことです。何が何でも原子力をなくしたい(もちろん、もんじゅもその一つ)という考えと、国策だからという主張、あるいは、事故は必ず放射能汚染につながるという意見と安全対策は十分であるという意見……多分絶対に相容れない部分があると思います。そして、それに判決を下し、勝者を決める……裁判はそんなものかもしれません。ただ、わたしは、もっと大局的に見れば、賛成、反対の両者をどうして歩み寄らせることはできなかったのかと思います。

現在のエネルギー、電力事情では、原子力は必要不可欠であり、将来燃料電池のような夢のエネルギーができても資源をまったく使わずに済ますことができないわけですから、ウランを有効に使うことも必要だと思います。また、軽水炉と違いナトリウムを使うということでより安全性を求められるわけですから、「安全」と言う前に、「危険だけど注意します」という姿勢で、もっと多くの人が納得できる対策や情報公開を進めることを国なども約束することが必要だと思います。今回、裁判所は、判決を出すのではなく、双方が話し合い、歩み寄ることを約束させる場にできなかったのかと残念に思います。「和解」……対立の構図から未来に向けて歩み寄る、そんなスタートの場にしていけたのではないかと思います。そして、そんな大局的な努力を裁判所もしてほしかったと思います。法の番人としては無理なことなのでしょうか。

安定したエネルギーの供給には……(おばQ・神奈川・独身・27歳)

わたしは、もんじゅ設置無効判決を積極的に支持することはできません。理由としては、原子力施設に過度の安全性を要求しているように思えたからです。原子力施設に高度の安全性を求める市民感情にうとい行政に対して、よりいっそうの安全審査を求めるという点では評価できますが、判決は事実上、原子力施設の建設、維持をやめてしまいかねない内容だと思うので、支持できないのです。国がよりいっそうの安全への対応をした上で、原子力を活用する政策を推進していかざるを得ないのではないでしょうか。安定したエネルギーの供給に原子力は欠かせないと思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

「安全」に対する関心とチェックを怠らないこと

今回の高速増殖原型炉「もんじゅ」の原子炉設置許可を無効とする判決は、わたしたちにずいぶんいろいろな問題を考えさせてくれました。何よりも重要なのは、「安全」に生活するということであり、「便利さ」や「快適さ」は、二の次です。

わたしたち個人が日々の生活の中で、少しずつ節電に努めるということも、もちろん、とても大切なことです。「ちりも積もれば山となる」のたとえどおり、使わない電気製品はコンセントを抜いておくことだけでも、相当な電気量の節約になるでしょう。ある電力会社では、昼休みになるとオフィスの電気は自動的に消されてしまうそうで、薄暗い中でパソコンの画面に見入っている光景がテレビに映し出されていました。

しかし、わたしたちの生活は、もはや10年前に戻ることすら不可能となっています。誰が、10年前に、これだけのパソコンの普及を予想できたでしょうか。こういうことを考えると、単なる節電というだけでは、到底、原子力発電に頼った生活を変えることはできません。

代替エネルギー研究を進めるしか方法はないと思うのですが、それも、すぐに実用化されることは期待できません。やはり、わたしたちは、「安全」に対する関心とチェックを怠らないようにすることが大切です。そして、大多数の人たちが、一部の地域の不安のうえに、便利で快適な生活を手に入れているのだということをしっかり自覚しましょう。

志賀こず江

志賀こず江

弁護士

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