人間ができている俳優さん（ROSAY・東京・パートナー有・27歳）

ずばり、筒井道隆さんです。今年は、『ファウスト』を観覧に行きます。筒井さんは、普段のインタビューなどでは言葉が少ない俳優さんですが、そのぶん、心に秘めた思いや演じることで表現するという、ご自身の気持ちが伝わってきてすばらしいと思います。好きとか嫌いという好みのレベルの問題ではなく、人間ができている俳優さんといえるのではないでしょうか。あと、美輪明宏さんもあこがれる一人です。美の追求では、本や演技で大変勉強になることばかりです。そういった人にわたしもなりたいと切に願います。

演技力のある二人（職業指導官・大阪・パートナー有・38歳）

舞台俳優では中村有志さん。パントマイマーで有名でそれはそれで尊敬に値しますが、この方は見るたびに人が違うような演技をされます。普通のおじさんを何通りもされるのです。また、お年寄りと女性をやらせれば、完璧。一度彼の舞台を見てもらわなければ、このすごさはわからないでしょう。

映像では渡部篤郎さん。ドラマ『ケイゾク』からのファンで、以降のドラマはすべて見ています。主に根性悪な人物や、気の弱い男性の役が多いようですが、セクシーというのとはまた違う、われわれ女性にはない男性の最も慈しむべき部分を表現するのがとてもうまいと思います。監督や共演者に撮影の合間に演技について意見を戦わせたり、とても芝居の好きな人なんだなと感じるエピソードも多いようです。

役によって見事に七変化（mamarin）

日本では佐藤浩市さん、三国連太郎さん親子、上川隆也さん、豊川悦司さん、真田広之さんなどです。海外ではラッセル・クロウ、アル・パチーノ、デンゼル・ワシントン、ジョニー・デップが大好きです。全員についていえるのは、役によって本当に七変化することです。役が違ってもまるでその俳優さんそのものという人もある意味ではスターだと思うのですが、やはり、「これ同じ人？」と思うくらいに変わる人が好きです。

しつけの良さを感じる（キャメ・静岡・パートナー無・35歳）

藤井隆さんが大好きです。かっこいいとかじゃなくて、周囲の方への気配り具合とかがすごく自然で、しつけの良さを感じます。人として大好きな俳優さんなのです。

不可思議な魅力の虜に（優香理・埼玉・パートナー無・40歳）

阿部寛さんです。彼は当初、単なる二枚目、大根役者だと思っていました。ズバ抜けたプロポーションで、見た目にあこがれてはいましたが、近年、彼の不可思議な魅力の虜です。独特の、二枚目とも三枚目ともいわない雰囲気を漂わせていますよね。男前が、アイドル路線から脱皮するのって、難しいと思います。阿部さんには、何か「超越した世界」を見ている感じがします。

今一番はまっているのは韓国の俳優（ANNE・神奈川・パートナー有・35歳）

英国人俳優のヒュー・グラントが好きです。ロマンティック・コメディーといえば、彼しかいないでしょう。作品や演技はもちろん、インタビューでの受け答えが最高です。 ウィットも豊富で、頭の良さがすごく伝わります。今回の来日の時には、ファッションのことを聞かれて、「40代以下の人は、デビット・ベッカムを見習ったほうがいいよ」なんて言ってました。インタビューはいつも楽しみに見ています。アクターズスタジオ・インタビューもとてもおもしろかったです。もちろん顔も好きです。

でも、今一番はまっているのは、ある韓国ドラマに出演していたべ・ヨンジュンでしょうか。雰囲気がいいですね。日本にはいないタイプの俳優だと思います。

役作りに対する姿勢に驚嘆（いまいくん・埼玉・パートナー有・40歳）

海外ではロバート・デニーロですね。彼の役作りに対する姿勢には驚嘆します。たとえば『アンタッチャブル』のアル・カポネ役の時には、でっぷりと太り、額の毛を抜いて禿げ上がった額をしてましたよね。そして、『ケープフィア』の時には鍛え上げられた体をしてて、とても同一人物には見えませんでした。

日本では、山崎努さん、田村高廣さんが好きですね。女優さんだと海外はイザベル・アジャーニ、山口智子さんです。こちらは単なる好みの問題です。

敬愛し追いかけ続けて約10年（こまっち・大阪・パートナー有・36歳）

わたしが10年ほど敬愛し、映画上で追いかけている俳優さんはウィレム・デフォーさんです。最初に彼を見たのは『プラトーン』でしたが、好きになったのは『Far Away,So Close』での堕天使役。彼の演技力、表情、声、すべてすばらしい力の持ち主だと思います。でも、その演技力がキレル役で評価されているのか、最近は犯人やら吸血鬼やらと怪演ぶりばかりがクローズアップされています。すばらしいからいいのですが、ちょっと複雑。