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ewomanサーベイリポートデータベース

サーベイ

2004/9/6(月) - 2004/9/10(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
5日め

テーマ『赤毛のアン』を読んだことがありますか?

今日のポイント

アンの料理、ケーキ、お菓子にも憧れ

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凡例
キャスター
松本侑子
松本侑子 作家 翻訳家

今日はまとめの日ですが、まだお料理のことを書いていませんでしたね! “ryuchanさん”のように、わたしも料理と手芸が大好きで、『アン』の料理、ケーキ、お菓子、パッチワークにあこがれて作りました。実……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

さまざまな料理、お菓子も魅力(ryuchan・神奈川・パートナー有・37歳)

『赤毛のアン』にはまったのは、中学の時。『赤毛のアンシリーズ』はアンの娘リラまで10巻あり、夢中になって読んでいました。魅力の一つはそこに出てくるさまざまな料理、お菓子。当時、活字の中でこんな感じかなとお菓子を想像していました。アンを読むとお菓子を作りたくなってしまい、クッキーなどをよく作りました。 つい最近NHKで「アボンリーへの道」という海外ドラマを放映していたのですが、あの当時のアンの世界の風景が広がっていました。このドラマを見て、またアンを読み返しています。今はアボンリーの田舎のおばちゃんの会話がなんだかおかしいし、皮肉がきいてて「粋」な感じ。人生のエッセンスが効いているな〜なんて思いながら読んでいます。こんなところが気になるようになったなんて、私も「おばちゃん」になったかな。

めぐり合えたことを感謝(noonmoon・大阪・パートナー無・53歳)

二十歳を過ぎてから読みました。なぜもっと早く読まなかったのか悔やみながらも、アンにめぐり合えたことをどんなに感謝したことでしょう。泣きながら“e”にこだわるアンにならってメールアドレスに“e”を付けました。いつも生き方を教えてもらっています。

再度読んでみたい(ゆかりっくす・神奈川・パートナー有・30歳)

初めて読んだのが二十歳の頃でした。しかし、奥深さを味わうこともなく、上っ面だけを読んでいたような気がします。そのため、わたしの記憶の中では子どもの恋愛物語という印象しかありません。今回、初めて実は奥深い物語だったことを知り、再度読んでみようと思っています。

何度読んでも感動(ノッコ・大阪・51歳)

わたしは小学校6年の時に従妹から借りて読んだのが初めで、よく友達と『アンごっこ』をしました。以後『アンの青春』から『アンの娘リラ』まで読みましたが、大人になっても時々読んでいました。いつも枕元に置いて。『アンの幸福』などは、大人になってからやっと意味がわかりました。 原書を知らないだけかもしれませんが、映画では、青春と愛情がごっちゃになっていた気がします。『アンシリーズ』は何度読んでもおもしろいし感動するし、本当に名作ですね。最近本屋さんで松本さんの『アンにでてくるシェークスピア』を読んでいます。ゆとりができたら原書も読んでみたいと思います。アンの良いところは、「同じ失敗をしない」というところと、「わたしは誰であれ、わたしの友達を悪く言うのを許さない」というところかな。子どもの時にこの2点が特に心に残りました。これからも深読みしたいと思います。

NO

子どもの頃は細かい風景描写にイライラ(ゆん21・東京・パートナー有・27歳)

中学生の頃、読もうと手にとって途中で挫折した記憶があります。当時は、まったく知らない植物や、想像もつかない食べ物、細かい風景描写にイライラしてしまったのですが、海外の生活習慣など、知識としても実物としても随分身近になり、大人になった今なら、物語を楽しめるかもしれません。これを機に、ぜひ、読んでみたいと思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

モンゴメリ生誕130年! 読みつがれてほしい文学です

今日はまとめの日ですが、まだお料理のことを書いていませんでしたね! “ryuchanさん”のように、わたしも料理と手芸が大好きで、『アン』の料理、ケーキ、お菓子、パッチワークにあこがれて作りました。実はそれが高じて、去年『物語のおやつ』というエッセイ集を出したくらいです。その中で『赤毛のアン』に出てくるラズベリー・コーデュアル(木苺水)と、カラント・ワイン(スグリの果実酒)のレシピも、写真つきでご紹介しました。アンが木苺水を出したつもりが、間違ってスグリの果実酒をダイアナに飲ませて酔わせてしまう、あのユーモラスな場面で出てきます。ラズベリーもスグリも、プリンスエドワード島に自生していて、日記によると、モンゴメリも夏の日に野原や林で実をつんで、お菓子や飲み物を作ったのです。

さて、このサーベイでは、『アン』を8割近い方がお読みだとわかりました。とてもうれしいです。しかし2日めにも書きましたように、年齢が若くなるにつれて読む人が減っています。最近は、お子さんの心身の成長がどんどん早くなっていて、小学校、中学校の女の子も、昔風の、のんびりして素朴な「少女」「乙女」ではいられない時代なのかもしれません。

ちなみに、今年はモンゴメリ生誕130年です! いつまでも彼女の文学が愛され、読みつがれてほしいと思います。

わたしたちの暮らす地球は、戦争の余波、テロ、さまざまな犯罪があり、殺伐としていますが、このひととき、『アン』の美しく、明るく、心豊かな世界にひたっていただけましたのなら幸いです。1週間、サーベイのコメントを書きながら考えていました。『アン』を読むときに胸に広がる、平和で穏やかな心の王国を、暴力や醜いことに満ちている外の現実生活に少しでも反映させるにはどうしたらいいのだろうか……と。

みなさまから、お寄せいただいたさまざまな物語の魅力……、たとえばアンの生き方が好き、前向きな心がけと強い意志に励まされる、一日一日を楽しんで生きることに影響を受けた、友達を大切にする、大人になってみるとマリラの子育ての工夫がわかる、手芸とお料理がすてき、生涯のバイブル、人生の大切なことを教わった……。物語から得た、こうした人生の智恵を、毎日の暮らしで実行していくことが、わたしたちの周りを、たとえ少しでも、より思いやりのある気持ちのいい世界に変えるささやかな秘訣なのかもしれません。

最後に、『赤毛のアン』の冒頭に、モンゴメリが掲げた一節を、感謝をこめてお贈りします。

「あなたは良き星のもとに生まれ 精と火と露より創られた」(集英社文庫より)。

アン、幸運を約束する良き星まわりのもとに生まれ、豊かな精神、うれしい時やかなしい時にこぼす清らかな涙、情熱の炎を持っている……、あなたも、そうです。明るい未来を予感させる、アンの物語の始まりの文章です。まだお読みでない方は、この週末に、ぜひ本をひもといてみてください。

そして宣伝で恐縮ですが(笑)、ewomanユニバーシティの『赤毛のアン』の英語セミナー、どうぞご参加ください。アン好きの人たちと一緒に、楽しく原文を読みましょう! それでは1週間、本当にありがとうございました。

松本侑子

松本侑子

作家 翻訳家

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