
手段を選ぶ工程はとても大切(ぷろ子・愛知・パートナー有・34歳)
資格は持っていませんが、ワード、エクセルは実務で経験を積んできたので、必要に応じて使いこなせると思います。先日コピーの営業マンと話して面白かったのは、今のパソコンは便利になって、「やりたいこと」に対してパソコンがすっかりお膳立てをしてくれるので、「やりたいこと」の次に「何を使うか」を考える工程が必要なくなっている、ということでした。家計簿つけたいな、と思ったら家計簿ソフトが開くという具合に。でも本来は目的のために手段を選ぶ工程はとても大切です。パソコンの操作はマニュアルに書いてありますが、手段を模索する方法は自分の経験で得られるもの。パソコンに限らず、それも持っている人と持っていない人とでは、仕事に差が付くと思います。
何でも学んでやろうとするのも一つの付加価値(ゆかりっくす・神奈川・パートナー有・30歳)
SEをやっているので、情報処理に関する試験に合格していますが、結局のところ、実務が伴わず、何の試験も受けていない後輩のほうがどんどん責任の重い仕事を任されたりしています。わたしには何もないんだと半ば腐っていた頃に、上司と1年間を振り返る面談がありました。上司からは「仕事がなくて申し訳なかった」と言われたと同時に、「暇になると、その人がどんな人かよくわかるんだけど、あなたは暇になると勉強するタイプですね」と言われ、わたしは知識欲が高いのだと気付かされました。何でも学んでやろうとするのも一つの付加価値かなと思っています。
持っている資格・専門技術のベースに枝葉をつける(neko_wa_tama・兵庫・パートナー有・31歳)
母は看護師だったせいか、小さい頃から、女が仕事して生きていくならば何か資格など自分に強みがないと生き残れないとわたしを教育していました。おかげで、資格・専門技術は取得し、超氷河期といわれた就職もすんなり自分のやりたい職種に就くことが可能でしたが、働きだして痛感したことが資格・専門技術を持っていてもヒューマンスキルがなければ資格・専門技術は生きてこないということでした。それは今回の問いの一つにあった、「自分の付加価値」につながると考えています。持っている資格・専門技術のベースに枝葉をつけること、今は資格取得よりも、目的を持って、取得している資格・専門技術を生かす経験と訓練を積んでいます。
同じ仕事を続けていることが一つの評価につながり(sachamaru・北海道・29歳)
SEの仕事をして7年目になります。いろいろな技術も必要ですが、同じ仕事を続けていることが一つの評価につながっていると感じます。この仕事が好きだとは思いませんが、働き口があるので続けています。多少の専門知識が役立っていますが、年齢とともに雇用状況も厳しくなるので、マネジメントなどスキルの幅を広げなければ、と思っています。
コミュニケーション能力のある人材が求められていると感じる(K-CRAFT・東京・41歳)
専門の資格を取得し、自分を客観的にその専門性で評価されやすくすることは大切であり、有利です。けれども、今時代が欲している人材は、コミュニケーション能力のある人だと思います。IT革命とブロードバンド化から、多種多様で便利な高度情報化時代となりデジタル化されています。でも重宝される技量は、あふれる情報の中から本当に必要なものや優劣を見定め、自分なりの意見や考え、他人とそれをコミュニケートしながらオリジナルソースを出力できる技量である気がします。自分の場合は、20代で専門の経験を積み、30代で専門の知識を深め、専門的な資格を幾つか取得してきました。40代は専門的な知識や経験をもとに多くの分野の方とコミュニケーションを深め、ネットワークを広げていきたいと考えています。それが、自分の財産となり、50代でも再就職の可能性が広がる気がします。