
経験が資格よりも役に立っている(megamixweb・東京・パートナー有・34歳)
資格・免許と言われるものでは、日商簿記2級、珠算2級、普通自動車免許など、事務に必要なものは持っているのですが、今までやってきた仕事といえば、畑違いもいいところの各種接客や営業、印刷会社の技術職、ガードマン、製造の工場員などでした。
ただし、この積んできた経験というのが現在ものすごく意味を持っていて、資格よりもはるかに役に立つことが多いのです。何せ体験のあることは説得力につながります。また、今は採用する側ですので、そちら側からの意見とすれば、ペーパードライバー化している資格や免許なら意味がない、とも思います。やはり、勤めようとする会社に具体的にどのような利益をもたらせるか?をアピールできることが大事ですし、実は、それを人事担当者にわかるように的確にアピールできる技能が一番必要なのではないか、とも思います。
マーケットスキルを常に磨いて(rubytome・東京・パートナー有・37歳)
今、ビジネスコンサルタントをしています。資格としては、高校の教員免許と第一種情報処理技術者資格を持っています。教員免許のほうは、採用試験の年齢上限を過ぎてしまってあまり役に立たないですが、コンサルタントとしてのスキル(ロジカルシンキング、プリゼンテーション能力、わたしの場合はサプライチェーンマネジメントナレッジ)と、ITのスキルを持っているということは、結構企業側に対してアピールポイントになります。これで、英語力がビジネスレベルなら完璧なんですが。
再就職に有利な技能には、コアスキル(ヒューマンスキル、コミュニケーションスキル、マネジメントスキルなど)とマーケットスキル(資格に代表されるような技術、知識)があると思います。その中でもマーケットスキルは陳腐化していってしまうので、常にそれを維持していくことは大切だと思います。
ノウハウを伝授することこそ、最強の技能(梶本洋子・東京・パートナー有・50歳)
「50歳の女性でSOHOをやっていて、再就職先が存在すると考えるなんて、何とおこがましい!」と思われるかもしれないが、このテーマを見て、即「Yes」と書き込んだ。わたしにとっての最強にして最大の武器は、SOHOといういわば一人舞台で、何人ものクライアントに対して提案と折衝を繰り返し、形あるものを作ってきた、そのバランス感覚を持ったディレクションであり、テクニカルライティングなどのスキルの高さなのだと確信している。つまり、それらノウハウを伝授することこそ、最大にして最強の技能だと。余談になるが、「わたしはもう30歳(もしくは40歳)なのだから……」といったあきらめだけは持たないでいただきたい。道は自分で切り開くもの。たくさんの転職先が必要なわけではない。たった一つ自分にマッチする会社があれば良いのだから、資格だけが技能なのだと、必ずしも考えるべきではないと、わたしは考えている。
資格を持っているからこそできることを提供する(Lio・東京・パートナー無)
わたしは看護師です。確かに、再就職には有利な資格かもしれません。しかし医療は猛スピードで進化しており、常に新しい情報を収集し、自分のものにしていかないと、時代にあった看護の提供はできないと考えています。現在働いている職場より高度な医療提供しているところでは、今のわたしの知識・技術では不十分です。資格(技能)は持っていることに意味があるのではなく、その資格(技能)を持っているからこそできることをほかに提供してくことが大切なのではと思います。