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今週のテーマ
会議番号:2484
自分は「負け」ていると感じることがありますか?
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【開催期間】
2008年06月30日より
2008年07月04日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
一色真司 代々木高校 校長
イー・ウーマンサーベイには久しぶりの登場となります、代々木高校の一色です。皆さんと1週間に渡って「負�……
議長コメントを全文読む
1日目の円卓会議の議論は...
イー・ウーマンサーベイには久しぶりの登場となります、代々木高校の一色です。
皆さんと1週間に渡って「負け」というコンプレックスについて話し合ってみたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。
先日、「秋葉原無差別殺傷事件」という痛ましい事件が起こりました。みなさんも異常な事件だと感じたと同時に、犯人の屈折した「コンプレックス」に驚かれたことでしょう。
どうして彼はそこまでの屈折したコンプレックスを持ってしまったのでしょうか?
私は、社会全体を支配している「画一化した価値観」が大きく影響しているように思えてなりません。「育児の聖書」のように言われている『スポック博士の育児書』が、1966年に日本においても邦訳・出版されたあたりから、頭で考え理屈で育てる傾向が強くなり、育児書の平均値に対し親が一喜一憂を始めるようになりました。この「画一化した価値観」が世の中に浸透したことが、歪んだまでのコンプレックスを生んでいる原因ではないかと、私は考えています。
親は、平均値より高い数字を喜び、低い数字を憂います。
今回の事件の犯人の周り(=育ち環境)でも、こうした価値観が支配していたのではないでしょうか。幼少期にこのような価値観の中で優秀と認められた子どもは、いくつになっても賞賛される「優秀な自分」が「本当の自分」であり、それ以外は「惨めな自分」でしか映らないのかも知れません。
しかし、本来の「評価」とは、「進学のための物差し」だけでの評価ではありません。
「多様な物差し」で子どもたちを評価することが出来ていれば、劣等感(=負け意識)ばかりに支配されることもなかったのではないでしょうか
。
しかも大体の場合、幼少期に優秀な人は、「単に成長が早かっただけ」といえるケースが多いことを、誰しも身長の成長期を併せてみても理解しているはずです。しかし、自分のこととなると解らなくなってしまうのは、なぜでしょうか?
また、劣等感(=負け意識)からくる「ひがみ」、優越感(=勝ち意識)からくる「心の余裕」というものは、誰しもが持っているものでしょう。しかし、マイナス(=負の意識)ばかりを気にしてしまい、自分に自信を持てずに、どんどん劣等感(=負け意識)にさいなまれていく人が増えているのも事実です。そして、そのような気持ちをネットの書き込みなどにより、自ら増幅させてしまっているように思います。
世の中の多くの人は、割り切りや成功体験などにより「さまざまな悩み」を克服していきます。しかし、
克服する環境や援助者が周りにいない場合
、今はインターネットという増幅器にのめり込み、どんどん深みへ入っていってしまうインフラ(=社会背景)が整っている、と言っても過言ではないかもしれません。
自分の弱さやネガティブな感情を増幅させる「危険な環境」(ネットや携帯)がたくさんある中、あなたは「負け」を感じ、悩んだりしていることはありませんか?
一色真司
代々木高校 校長
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