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第27回(1) 2006/05/16
「ファンド」とは、なんだろう
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村上ファンドが「大活躍」
阪神電鉄の株を村上ファンドが大量に取得し、6月の株主総会で自分たちを取締役に選任しろという提案をしたため、大騒ぎになっていることは、ご存じの通りです。
村上ファンドは、このところ「大活躍」ですが、そもそも「ファンド」とは、どんなものなのか。今回は、これを考えましょう。
村上ファンドが狙う会社は、優良な資産を持ちながら、その資産を十分に生かしていない企業です。村上ファンドは、こうした企業の株を大量に買い、大株主として、経営陣に「経営改善」を迫る、という手法をとっています。「経営改善」で「企業価値」が上がれば、株価も上がるので、株主には利益になるというわけです。
というよりも、村上ファンドにとっては、「企業価値」が上がるというのは、「株価が上がる」のと、ほぼ同じ意味。安く買った株が、こうして高くなったところで売ってしまえば、村上ファンドは大儲けです。
この手法で、村上ファンドは多額の利益を出し、お金を出してくれたお客にも満足してもらっています。
ただ、今回の阪神電鉄に関しては、自分たちを取締役に選任しろと要求しています。6月の株主総会では、16人の取締役のうちの9人が改選期にあたっています。この9人を、村上ファンドが推薦する人間にしろというわけです。9人のうち、ひとりはこれまで阪神電鉄の社外取締役だった人ですが、残り8人は、全員が村上ファンドのメンバーです。
もし阪神電鉄が村上ファンドの要求を受け入れて、全員を取締役にしてしまったら、さて、どうなるでしょうか。村上ファンドの経営スタッフが、阪神電鉄の経営に専念しなければならなくなったら、そもそも村上ファンドの運営ができなくなってしまうと思いませんか?
それを考えれば、村上ファンドの狙いも見えてきます。「自分たちが経営権を握るぞ」と阪神電鉄の経営陣を牽制しつつ、阪急や別の企業に阪神の株を高値で買い取ってもらおうとしている、ということが。
もし私が阪神電鉄の経営者だったら、村上ファンドの手法を逆手にとって、「どうぞ、どうぞ、全員経営陣に入って下さい。いつも関西にいて、阪神の経営に専念してくださいね」と呼びかけますがねえ。
そうなると、村上ファンドのほかの仕事に支障が出ます(村上ファンドの本社は、あの六本木ヒルズの中にあったのですが、5月に入って、本拠をシンガポールに移しています)。また、いったん経営陣に入って阪神電鉄の経営内容を知ってしまった場合、阪神電鉄の株の売買をすると、「内部の情報を元に株の売買をする」という違法なインサイダー取引になる可能性があります。こうなると村上ファンドは、持っている阪神電鉄の株を処分できなくなってしまいます。
そうなっては困る村上ファンドの側が、ギリギリの時点で妥協してくると思うのですが。
5月から、会社法が施行され……
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