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自立した恋愛
お互い依存しあっているだけの恋愛は、本当の恋愛と言えるのだろうか? また、自立した恋愛とはどのようなものなのだろうか?
自立した恋愛というか、本当の恋愛は、依存とは全然違うと思います。恋愛は、一人の大人として、優しさと分別のある行動を取れる者同士が、相手のことを思いやり、相手のいい面を伸ばしてあげたりすること。もし傷ついたら弱みも見せあえる、助けあえる、思いやりのもてる関係。時には冗談を言ったり、ふざけたり、喧嘩をしたり、いろいろとあると思うし、いないともちろん寂しいけれど、相手の立場をわかってあげられる関係。
これに対して依存の恋は、アルコール依存症とか薬物依存症という言葉があるように、それがないと自分一人でまっとうに暮らしたり、考えたり、行動したりできないことです。誰かに寄っかからないと、不安で倒れてしまう。そういう恋は、相手も一時的にはいいかもしれないけど、結局は重荷になると思います。
アルコール依存症は、ただ酔うために、不安を忘れるために、何でもいいからやみくもに飲む。それは本当にお酒を愛する態度ではないと思います。お酒を愛する人は、いい酒の魅力をきちんと評価して、その魅力をひきだすような器や肴を考えて、楽しみながら飲むんです。恋愛も同じだと思います。
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