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97
東京大学大学院 経済学研究科 教授
伊藤元重さん

日本経済。やればいくらでも成果が出ることがある

佐々木

日本の今後の経済成長には、日本の資源のフル活用と、経済資源を増やすことと、外国を利用することの3つが柱だという発言をされていますが、その資源とは、女性活用もある、と。

伊藤

女性も含めてね。たぶん、すごく大事な点だと思うんですけど、他にも無駄に使っているところがいっぱいあるから。

例えば、郵政民営化をするだけで、35万人の真面目な人と、350兆の非常にセキュアなお金と、日本中の最高の不動産が、違ってくるわけです。あるいは、農地1つとっても、東京都の1.7倍の耕作放棄地があるわけです。本当は、まさに、人材を有効活用するのが一番なんだけど、そういうハードコアに行く前に、やればいくらでも成果が出ることがあります。

最近、僕、よく言うんですけど、日本の経済が今、ちょっと心配なんですよ。というのは、経済を引っ張っているエンジンが3つあって、1つは円安なんですよね。円安で輸出が非常に伸びている、と。それから2つ目が、財政。今30兆円ぐらいの赤字を出している。これは、30兆円分だけ税金が少ないか、支出が多いっていう意味で、財政的に重要なエンジンなんですね。3つ目は、金利。今、非常に低くしていて、これが不動産投資とか設備投資を刺激している。

そういう需要要因で3つ引っ張っているんだけど、みんな、もう危ないんです。つまり、為替はいつ変わるか分からないし、財政は、とにかくこれから、健全化していかなきゃいけないわけですから、増税するか、支出削減しなきゃいけない。で、金利は、そんなに急には上げられないし。でも、これ以上エンジンをふかすことは難しい。

ですから、日本経済を引っ張っていくために、需要要因で引っ張っていくのは無理で、供給要因でやっぱりこれから押していかなきゃいけないわけです。そうした意味で見ると、これからやることがいっぱい、実はありますよ、と。

佐々木

例えば、何ででょう。

伊藤

90年代後半に成功した分野が2つあるんですね。1つは不動産。バブルが崩壊するまでは、いわゆる土地を担保にお金を借りてやるというビジネスモデルが中心だった。でも、バブルが崩壊して、もう惨憺たる状態だった時に、実は小渕内閣から森内閣にかけて、これは私もかなり関わっているんですけど、いくつか重要な制度改革をしたんです。

要するに、基本は、不動産の証券化と流動化の法律をいっぱい通したんですね。その結果が、今の、この東京の姿です。不動産を証券化・流動化することによって、いわゆる不動産開発というのと、リスク投資というのが分けられ、非常にうまく活性化した。

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