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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第97回 伊藤元重さん

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97
東京大学大学院 経済学研究科 教授
伊藤元重さん

話したり、書いたりで、頭が整理されるんです

佐々木

先生は経済学がご専門ですが、流通からマーケティングから、本当に多岐にわたる視点でコメントされていますね。

伊藤

それは、ただ単に年を取っているものですから。若い頃は、ひたすら大学のなかにこもって数式を解いていましたけど。30〜40代になってくると、世の中の動きに関心が出てきて、いつの間にか、狭い意味での経済学者の枠をはみ出るようになってしまいました。

佐々木

はい、とても幅が広くていらっしゃる。

伊藤

でもやはり僕の柱があると思うんですよね。若い頃から経済学という学問が私の思考の中心にあったことは大きいと思います。そのうえで、日々の活動のなかでいろいろな発想が広がっていきます。例えばちょっと不謹慎な発言かもしれませんが、講演を20回ぐらいすると、本のネタができちゃうんですよ(笑)。

なぜかというと、すでにあるものをしゃべる方が、本当は聴衆に対しては正直なのかもしれませんけど、そういう話ってあまり面白くないんですよね。整理されたことを話すのであれば本を読めばよい。

ですから、私が講演に行く時に、もちろんテーマをもらえることもあるりますが、自分で「こういうテーマで話す」っていうことがありますから、「これとこれを話そう」と準備するわけです。でも極端なことをいうと、話し始めると、途中から違う方向に話が進むことはよくあります。要するに、事前に何を話すかきちっとは決まっていないことがあるんですよ。もちろん、それができるのは材料があるということなんですけれど。

例えば1週間後に「日本の不動産市場についてどう考えるか」という講演をするからと、レジュメを仮に作るとしますよね。ところが、その1週間の間に起きた事が、結構、自分の思考に影響を及ぼしていることがあるわけです。だから、話すっていうことは、自分の頭を整理するということだと思うんです。

佐々木

人に話しながら、情報を整理できる。

伊藤

それから、書くのも同じです。普通の人は、調べていろんな原稿を整理してから書くのでしょう。私の場合も学術論文や書籍を書くときはそうです。ただ、新聞や雑誌の原稿の場合には、まず締め切りがあって、それに合わせるように書いているんですよ。つまり、書くテーマがあって、それについて書くことが考えるプロセスとなっている。その結果、オーバーワークになるのが問題なんですけど(笑)。

佐々木

本当にさまざまなメディアで拝見します。

伊藤

静岡新聞に月3本、それから日経、読売、産経などの全国誌で年に、大体、大きな原稿を5つか6つ書きます。それ以外に、今NTT出版のウェブマガジンで月に2本、それ以外にスポットでくるものがいっぱいあるし、NIRA(総合研究開発機構)にも書いています。昨年は、1年間でNIRAの『政策レビュー』という媒体で、10数本の原稿を書きました。

ただ、とにかく毎週書くということで、自分の頭を整理することができるのです。ですからひょっとしたら、私の仕事の仕方は普通の方と逆かもしれません。ただ、そうやって自分が書いたものって絶対忘れないんですよ。

佐々木

忘れないんですか。

伊藤

例えば「来週までに税制改革の問題について1,500字で読売新聞に書いてくれ」と言われて、仮に受けたとしますよね。受けたら、やっぱりその1週間は一生懸命考えるわけです。当然調べたりもするわけですけれども、それで書いた新聞記事は、もちろん、結果でもあるんだけど、私にとってみるとノートブックみたいなもので、それが蓄積されていくっていうんですか。だから、不謹慎といえば不謹慎なんですけれど(笑)。

佐々木

いえいえ。学校で先生に宿題をもらいながら、論文を書いているような(笑)。

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