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97
東京大学大学院 経済学研究科 教授
伊藤元重さん

ビジネスチャンスは「スマイルカーブ」にある

佐々木

お忙しいなか、お時間ありがとうございます。早速ですが、先生のご専門であるミクロ経済学やマーケティングの視点からご覧になったとき、イー・ウーマンのような、「生活」と「ビジネス」の両方の視点を持ったスマートコンシューマーが提案するビジネスや商品の価値は、どんな意味を持つのでしょうか。

伊藤

ビジネスの話につながるかどうか分かりませんけれども、私が最近よく触れる現象で、スマイルカーブっていう言葉があるんです。要するに、人間が笑うと、口の形が上向きになる。これのメッセージは、上流と下流にビジネスチャンスがいっぱいありますよ、と。海外でできること、例えば中国やインドでやってもできることっていうのは、日本でやっていても利益が上がりにくい。

例えば、同じ織機を使って糸を織れば、中国でやっても日本でやっても同じになっちゃう。ですから、そういうところはどんどん厳しくなってきています。しかし上流は、非常にユニークなものを作ればいい。

例えば、炭素繊維は東レなど日本のメーカーが席巻しているとか、あるいは半導体のマテリアル、フラッシュメモリーだったら、こういう会社しか作れないというところがグローバル化すると、マーケットがどんどん大きくなるものですから、これは、いいんですね。

そしてもう1つが下流。消費者に一番近いところに大きな利益チャンスがある。それはどうしてかというと、やっぱり世界の中でもっとも豊かな、あるいは、付加価値を求めている消費者がいるのが、アメリカや日本やヨーロッパという、いわゆる先進工業国なのです。しかし、これまではそういうところに、ただ規則的に物やサービスを流すだけだったんだけれども、もうそれでは消費者の心を掴むことはできない。

これは流通業者の方に申し上げることですが、「流して通している」だけでは儲かるはずがないと。だけど、消費者への価値創造業といった価値を生み出すものであれば、そこに大きなチャンスがある、と申し上げているんです。

そうなってくると、まさに佐々木さんがおっしゃったように、単に売る側、作る側の思い込みで、「こういうものをやれば、よくなる」というんじゃ、やっぱりダメで、おそらく、逆に受け手というか、消費者が、どういうふうな見方をしているかとか、あるいは、彼らに参加してもらうというようなことが、非常に大きな可能性としてあるんではないかと思うんですよね。

佐々木

イー・ウーマンに集まる人たちの知恵を経営や商品開発に活かす、というだけでなく、参加してくださっている方々の行動履歴とか発言歴が蓄積されているわけですから、マーケティング視点からしても非常に価値があると思っているのです。

伊藤

そうですね。マーケティングの視点からいうと、イー・ウーマンの取り組みのなかで、いろんな過去からの発言履歴、行動履歴っていうのがあるというのはすばらしいことで、すごく重要な基礎条件だと思うんです。あとは、それをどう分析するか、どんな視点で見るかということですよね。それを誰がどういう切り口から見ていくか。それがさらに飛躍するための重要な可能性なのかなと思いますね。

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