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小林 いずみさん
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新聞の求人広告でメリルリンチに
- 佐々木
85年前後というのは、転職雑誌が誕生したりして、やっと、転職をするのが「悪くない」という空気になってきた時代ですよね。その時に、「外資系に行こう」と?
- 小林
あの頃は、転職って外資系しかなかった。それ以外の仕事で、女性で転職できる仕事って、保険の外交か経理事務。
- 佐々木
そうでしたね。私も「経理ができないから、就職できない」って思ったの、覚えています(笑)。それで起業しました。
- 小林
(笑)。あとは、お店の販売員みたいな仕事。もう、それぐらいしかなかったんですよね。で、そうじゃなくてある仕事というと、やっぱり外資系。それで、たまたま新聞を開いてみたら、メリルリンチの求人広告が出ていたんで応募したっていう、それだけです。
- 佐々木
そこは、「男性・女性は問わない」などと書いてあったんですかね? あるいは「大卒」とか?
- 小林
それは「女子」って書いてありました。アシスタントの仕事でしたから。でも、「とりあえず今、何かおもしろそうだな」と。
- 佐々木
金融っていうのは、それまでとまったく違う領域じゃないですか。
- 小林
別に、その業種が何かっていうのも、あまり真剣に考えていなかったんですよ(笑)。
- 佐々木
じゃあ、金融が好きだったとか、勉強していたとかっていうわけではなかったんですか?
- 小林
全然。入ってから、仕事をしなきゃいけないから、多少。それも、本を読んだりとかいうより、皆の話を聞きながらということでしたけどね。
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