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小林 いずみさん
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20〜30代で迷ったこと
- 佐々木
先ほど、20〜30代の時はいろいろ考えたり迷ったりもしたっておっしゃったのですけど、どんなことで迷いましたか?
- 小林
やっぱり学校の友達とかって、どんどん結婚していくじゃないですか。でも私は仕事もしていて。今だったら、いろんな人がいるから、「こういう風なのもあるかな、ああいう風なのもあるかな」って思いますけど、当時はないですよね。よく分からなかったから不安だったんじゃないですか。
- 佐々木
初め、大学を出てから、メーカーにお勤めになったとか。
- 小林
化学メーカーに勤めていたんですよ。別に何も考えないで就職したんです。
- 佐々木
それで、4年で、やっぱり退職しようというのは、なぜ?
- 小林
仕事そのものは、もちろん、お茶を汲んだりとか、机を拭いたりとか、そういうのもあって。それはちょっと「勘弁してほしいな」と思いながらも、貿易の仕事をやらせてもらっていたんで、おもしろかったんです。
ただ、やっぱり、今はこれでおもしろいんだけれども、じゃあ10年たったら何ができるかっていうと、その当時、日本企業では同じことしかできないわけですよ。それに、その頃はまだ、「お嫁に行くかもしれないな」とか、いろいろ思いながらでしたし(笑)。
ただ、もしこれを10年やっても、まだ同じことだったら、ちょっと空しくなるだろうなと思って。それに、そういう組織だと、自分がした仕事がどういう結果につながったのかというのが、見えないじゃないですか。
うまくいったことは褒められたいし、一方で、失敗したことで、それで怒られるのでも構わないんだけれども、自分がやった事が自分に直接フィードバックで返ってくるような、そういうチャレンジをしたいなと思って。それで転職したんです。
19/23
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