ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第95回 進藤 晶弘さん

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株式会社メガチップス会長 、株式会社メガフュージョン取締役兼代表執行役社長
進藤 晶弘さん
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私の最後の仕事、夢。
- 進藤
だから、私の最後の仕事は、この人たちを応援しよう、というふうに、今、思っているのです。
- 佐々木
それが今、大阪でやっていらっしゃること。
- 進藤
ええ。今もう最終段階で、立ち上げる直前なんですけれどね。東京では、このオフィスの上の階でやっているんです。
- 佐々木
レオス・キャピタルワークスの藤野(英人)さんがいらっしゃったりしますね。
- 進藤
藤野さんのようなパートナーがいるからできるんでね。僕らみたいに、1つの事業をやってきただけだと、客観性に欠けるし、自分の興味だけになってしまいがちです。どうしても情に流されて。だいたい自分の目は当たらないんですな。
だからやっぱり、そういう意味では、これは仕事なので、そういう方のめがねにかなった人に入っていただく。ここの卒業生から、将来、会社を立派に育て上げる人が出てくる。東京はもうスタートしているので、次に、大阪に作ります。その次は福岡に作って、名古屋ぐらいに同じようなモデルを作って、新幹線の都市をつないでいく。卒業した方々がネットワークを組めるようにするというのがね、今の私の夢なんです。そのために、今、出発したばかりなんですよ。あと5年は頑張りますよ。
- 佐々木
おっしゃるように、起業家と事業家が違うことを、しっかり体感されている進藤さんのような方が、起業家を支援してくださることは、本当に力強いことだとお思います。
- 進藤
人間どの年代でも、挑戦テーマを持つことですね。それは大小に関係なくて。特に私はね、この年になって思うんです。
60歳の人が、やっぱり自分が挑戦するテーマを持つのが重要だな、と。人間挑戦している限り、年には関係なく心は青春や、と思っているんですよ。だから挑戦していると若さが出てくるので、いいんです。僕も、60半ば超えていますけれど。
60歳の人がね、世の中はリストラだの団塊の世代がどうのこうのと言っていますけれども、これから第二の人生は、自分の挑戦テーマを見つけられると幸せなんじゃないかな、と思っています。それで、家族も幸せになる。これが、周りのみんながね、幸せになる秘訣ではないかな、というふうに思います。
それとね、挑戦している人が好きです。だから会社のなかで机に向かって、何か難しい本を読んで、というのはあまり好きではなくて、本当に汗を流して苦労して、もう極言すれば、もがき苦しんでいるような人を見ると、そういう方に、僕は魅力を感じます。
世の中にはそういう人がたくさんいらっしゃいますからね。そういう人と接している限りはね、気持ちはものすごく若いと思いますよ。
- 佐々木
進藤さんの限りない挑戦が分かりました。本当に、いつも大変勉強になります。ありがとうございました。
対談を終えて
「強い信念がある、そして、誠実である」。これが進藤さんと接するたびに強く感じることです。起業家として、誰もがどちらも持っている特性だというのは簡単ですが、進藤さんのそれは、深く、強いものがあります。お話しするたびに背筋が伸び、進藤さんの導きの中にいる、小さな小さな存在である気持ちになります。誰にでも丁寧に接してくださり、帰りは、スタッフ一同が帰るエレベータまで見送りに来て下さいました。今回の対談では伺いきれないほどの、たくさんの体験をされています。貴重なお時間ありがとうございました。これからもどうぞ温かいご指導お願いします。
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