ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第93回 増田 明美さん

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増田 明美さん
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ロサンゼルスでは、解放感があったけれど
- 佐々木
ロス五輪のとき、最初は先頭集団を走っていたけれど、途中から第二、第三集団に抜かれたときっていうのは、「このまま完走しても、どうせ褒めてくれないんだったら、途中でやめても同じだ」ぐらい、嫌になっていっちゃうという、そういうモードなんでしょうね。
- 増田
そうです。
- 佐々木
でも、実際に棄権した時は、どうでしたか?
- 増田
実際に棄権した時は、まだロサンゼルスにいる時はよかったんです。日本でどういう風にメディアに書かれているかも分からなかったので。
正直言って、終わった時にはもう、「とりあえず、オリンピックは終わった」と、すごく解放感がありました。結果は悪かったんですけど。でも、日本に帰ってからは、人の目が気になりました。
- 佐々木
それは、メディアも、今までとは手のひらを返したように、いろんな評をされたりとか?
- 増田
全部は見ていないんですけれども。五輪前、マスコミ、取材陣達がいろいろ質問してくるのが面倒臭くなった時期がありましたから、そういう人に対しては、けんもほろろに返してしまったところがあったと思うんですよ。でも、そういう方々が書いていましたね。
- 佐々木
それを、私が何でお尋ねしているかというと……
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