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増田 明美さん
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食べられる選手は、強いですよ
- 佐々木
いろいろな資料を拝見していると、ダイエットが原因で貧血があった、ということも何回か出てくるんですが、体調管理について、教えていだけますか。特にマラソンの場合、痩せているほうがよいのだろうけれど、力は必要だし。食と体調管理のバランスも、とても難しいんだなということを改めて思ったんですけど、その辺りはどうでしょう?
- 増田
まず、マラソンは走る距離が長いので、いくら食べても太れないと思うんです。ですから、バランスよく、特に女性は貧血になりやすいので、鉄分を多く含んだ食品を摂る努力をしていかないといけないと思いますね。
私は、しなくてもいい減量をしてしまったので、それが後々、競技を終える時に疲労骨折を招いてしまって。それも反省点なんですけれどもね。
やっぱり、強い選手は、野口みずきさんにしてもQちゃんにしても、本当によく食べています。また、食べられる選手は強いです。
長距離選手は、夏には北海道でよく合宿を行うんです。男子のチームも来ているんですね。それで、市の人達がバーベキューなどを開いてくれるのですが、40Km走を行った後だと、男子の選手は、内臓が疲れてしまって肉を食べられないんですね。
でも、野口みずきさんなんかは、テーブルの前に陣取って、肉をバクバク食べています。その食べっぷりを見て、「やっぱり日本は男子よりも女子が強いのが分かる」って、あちこちの人が言いますね。
- 佐々木
へえ。走った後でも食べられる。やっぱり、内臓も強くなくちゃいけないということなんですね。
15/27
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