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増田 明美さん
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乗り越える力になったものは、時間とアメリカ
- 佐々木
それを、私が何でお尋ねしているかというと、もちろん増田さんは、普通に仕事をしている人達とは到底比べものにならないくらい、大きな賞賛と大きなバッシングを体験されたのですけれど、やっぱり誰でも仕事をしていると、褒められてやったり、思いもかけずうまくいかなかったり、やめなきゃいけないことって、きっといっぱいあるわけです。
私なども自分の立場を考えると、そんなに大きく褒めてもらったことは今までないですけど、でも、自分の手の届かないところで、思いがけず褒めていただいたり、また一方で、思いがけず、けなされたりしたことがあると思うんです。そこを乗り越えてくる力になったのは何ですか? そこから、今日までの道のりの中で。
- 増田
時間ですね。ちょっと落ち込んでいた時間もありましたが、段々、自分の中でそれが薄れていくということと、行動したことがよかったかもしれないですね。アメリカに行ったことが。
- 佐々木
アメリカが、すごくよかったみたいですよね。
- 増田
環境を変えたくて、2年間、英語のクラスでしたけど、オレゴン大学に留学しました。学校の授業の前後に、クラブでブラジル人のコーチに教わったんです。ルイーズさんって、その人が……。
- 佐々木
明るかったんでしょうね、きっと(笑)。
- 増田
すごく明るくて、私は「コーチ」と呼んだのですが、最初から「僕は、君のコーチである前に友達だから、ルイーズでいいよ」と言われ、「ルイーズ」と呼んでました。
お宅の方にお邪魔して、子ども達といる時間も長かったですし、あとはチームメート皆で、大事な練習が終わるとバーベキューを開いて、そこでサンバを皆で踊ってくれたりして、すごく楽しかったですね。
- 佐々木
やっぱり、環境を大きく変えたり、特に陽気な人と出会うというのも重要なんでしょうね。
17/27
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