ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第88回 田村 真理子さん

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田村 真理子さん
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私は起業しないのか?
- 佐々木
そう。それなのに、ご自分は起業しないんですか?
- 田村
そうですね。皆に言われる。だから、作るとしたら、きっとそういう編集プロダクションみたいなのは向いているというか、そんなに苦じゃないかも。でもミイラ取りがミイラになっちゃうところがある気が(笑)。だから、追っているのが面白いかなって。今みたいに追っている中で作れるのはいいかもしれないかな。
- 佐々木
今のお仕事は、ベンチャー学会の事務局長。基本的にどういう動きをしていらっしゃるんですか?
- 田村
今はフリーランス、なんですね。ですから結構、「アドバイザーで意見をちょうだい」っていうことで、外部情報として話をしたり、市場に新しい商品を作る時にアドバイザリーでお手伝いみたいなことを言わせていただいたり。そういう形で新しいものを作るお手伝いもさせてもらっているというのもやっていますね。
- 佐々木
それは、随分また違う分野ですね。イー・ウーマンでも、商品開発やアドバイザリーをやっているんですよ。
- 田村
新しいものへの挑戦、なんですね。あと一つ変わったって言えば、大学でベンチャー論を教えているということぐらいかな。
- 佐々木
大学生にもベンチャーマインドが高まっている、ということですね。
- 田村
高まってる。その反面、起業家コースを受けに来るぐらいだから何かやりたい人なんですけど、これは男女どちらも、「自分は大手に行っていいもんだろうか?」って悩むんですよ。起業した方がいいんじゃないかとか、ベンチャーに行って修行した方が将来転職するのにいいんじゃないかって。昔からは考えられないでしょ? 逆の言い方をすると、選択肢の中に大手企業もベンチャーもいれている。やっぱり最近の変化かなとは思います。
- 佐々木
で、田村さんご自身は、今後どうされていくんですか?
- 田村
それが一番難しかったりして(笑)。基本的にはやっぱりベンチャーには関わっていくと思うんですね。自分で会社を興すかどうかは別としても、会社を興したいという人達の支援はずっと続けていくし、起業家教育も普及させるお手伝いは自分の生活の一部には必ずなると思います。
- 佐々木
起業教育っていうのは? 例えば、学校での教育を含めて?
- 田村
起業教育っていうと、起業家になることを勧めているような感じなんですけど、私達が言っている起業教育っていうのは、起業家精神とか、キャリア形成とか、キャリアクリエートみたいな感じでね。自分らしいものを見つけるなり、見つけなくても焦らないで、それなりにその時のライフスタイルに合わせて、自分を訓練できるような。
- 佐々木
自分を育ててあげるような。
- 田村
そんなことをしていきたいかな、と。
17/23
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