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金子 奈緒さん
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就職活動をして、驚いたのがきっかけで
- 佐々木
大学3年っていうと、就職を考え始めるわけですよね? 周りは。
- 金子
周りはね、いろいろやっていたんですけど、私、こっちに必死になっちゃって、もう、手いっぱいになっちゃったので。で、流されるようにやっていたんだけれども、「ちょっと、このまま行ったらどうなるんだろう? 自分がどうなるんだろう?」って分からなくなっちゃって、1年で「辞めたい」って社長に言って、ものすごくびっくりされたんですけど、でも、話したら分かってくれて。「1回、就職活動も、やってみたい」って言いました。
- 佐々木
したんですか?
- 金子
したかも、いやあんまり……。聞きにいったんです、説明会を。で、「違うかな?」と思いまして(笑)。
- 佐々木
私みたいだ。
- 金子
それですぐに、社長に「もう1回、やっぱり」って言ったら、「あのね、あなたがやったこと、分かりますか?」って言われて、でも「それでもいいから」ってお願いして、正式にプロモーションをかけていただきまして。
そうしたらラッキーなことに、大学を3月に出たら、すぐ4月から、J-WAVEさんなど何局かが数年に一度の大改編。本当に偶然のタイミングでした。それに伴って新番組がたくさん生まれた年でして……そこに光栄なことに声を掛けていただいたんです。
- 佐々木
それはラッキーだったんだけども、やっぱりしゃべることで生計を立てるというかね、特に慶應の湘南だと、当時はたぶん皆IT企業とかにバンバン就職するような。そんな時に、「これで」っていう決断って、結構大きな決断だったんじゃないかしら?
- 金子
たぶん、親はすごく不安だったと思います。「辞めておけば?」っていう気持ちだったんじゃないかな。
私はNHKのコンテストにずっと出ていて、やっぱり、ずっと出ていると、NHKのアナウンス部の方々にも名前を覚えてもらえるんです。「また今年も決勝まで残ったんだね」なんて、すごくかわいがってくださって、普段はお目にも掛かれないようなチーフアナウンサーさんとお話できる機会も生まれるわけです。まあ、それで結構早い段階から、実は言われたりするんですよ。「将来、NHK、どうなの?」とか「考えない?」とか。もちろん、ほんのお喋りだし、今となっては素敵な夢を見させてくれるなぁなんて冷静に捉えられるんですけれど、何せ高校生でしょう?その話を無邪気に親にするから、親は……。
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