ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第66回 板倉 啓子さん

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薬膳研究家 板倉料理学院院長 メンター・フーズ(有)代表取締役
板倉 啓子さん
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父がつくってくれたチャーハン
- 佐々木
板倉さんはそもそも、いつ薬膳に出会ったのですか?
- 板倉
私が子供のころ、父が仕事で中国に8年ほど単身赴任しておりまして、帰国するたびに、枸杞(くこ)の実のチャーハンとか、大棗(なつめ)のスープとかを作ってくれたんですね。もちろん薬膳とは知りませんでしたが。
それと、19年前になりますかNHKの『NC9』という番組で、当時、富山医科薬科大学教授(現富山大学)で和漢薬研究所所長だった難波恒雄先生が「カレー、これはまさしく薬膳です」とお話をされ、「これだ!」というひらめきがありました。
あるときパーティーでご一緒したので、「薬膳のこともっと知りたいのですが」とお聞きしたら、「じゃあ、遊びにいらっしゃい」とおっしゃってくださって。早速医薬大に遊びに行きましたら場違いを痛感いたしました。それから、わからないことだらけでしたが聴講生として学ばせていただき、先生が中国へ学会に行かれるときにかばん持ちで同行させていただいたりしました。30代半ばで、です(笑)。
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