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アン・オレアリーさん
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学校心理学者とカウンセラーの違い
- 佐々木
学校心理学者というのは、日本では聞きなじみがないのですが、カウンセラーとは仕事が随分違うんですね。
- オレアリー
はい。小学校の段階ではカウンセラーはほとんど必要ありません。私が働いている校舎にはカウンセラーはいませんし、学区にも6年生まではカウンセラーはいないです。
学校心理学者が心理学者としてテストなどをするのに対して、カウンセラーはテストを実施したりしません。また、アメリカの法律では学校心理学者の採用は義務付けられていますが、カウンセラーを採用することは義務付けられていません。カウンセラーは、主に、先生の相談にのったり、サポートしたり、コミュニケーションをアドバイスしたりすることはできますが、診断やテストを行うことはないわけです。LDが疑われる子どもには、テストが必要です。
- 佐々木
カウンセラーというのは、悩みの相談、問題の解決などが専門ですよね。家族の問題など。
- オレアリー
一般的に、カウンセラーが扱うのはスケジュールに関係することなんです。ロースクールとか大学進学の共通テストとか、テスト日程など。高校だと、大学進学準備などの相談にも当たります。進路とか専攻とか。でも、テストなどはしないので、心理学者とはまったく違う仕事です。
10/28
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