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和田裕美さん
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数字はチームで出す
- 佐々木
今までのお話を聞いていると、どうやって何億も売り上げをあげて、大きくなっていったのかまだよくわからないです。何に秘密があるんですか?
- 和田
数字はチームで出す、ということです。能力の差があって、契約が月間2本しか出せない人、コンスタントに出す人、月間10本とか6本を出す人もいます。機転が利かない人、人の話を聞けない人、思い込みで仕事をしちゃう人って数字が低いのですが、一生懸命にやってるとゼロは作らないわけです。
そういうのをかき集めると、莫大な数字になっていく。じゃあ月間2本の人が組織に要らないかっていうと、この人もいい潤滑油になっていたり、ちょっと組織を和ませていたりっていろいろしていて、何かのためにはなってるんだからって、思います。
たとえば上の一人が辞めたときに下の人がすごく活躍することもあります。だから、みんな能力が平等に伸びたんじゃないんですよね。ちょっとずつ変わってきて、ちょっとずつ良くなってきたのが集まって、数字が上がってきただけなんですよね。
- 佐々木
それは、和田さん自身が苦労されながら覚えてきた、習得されてきた組織、マネージメント?
- 和田
そうですね。手探りですね、全部。
- 佐々木
変な人を採用しちゃったり、売れなかったり、いっぱい経験があったわけですよね。
- 和田
そうですね。ものすごく変な人がいっぱいいます。フルコミッションのときは全体で60、70人ですね。固定給は100人くらいの組織でしたね。
- 佐々木
完全歩合制と固定給って全然違うと思うんですけど、そもそも最近は、固定給が好きな人たちが結構多いと感じるんです。「固定給の人に起業家精神を教えるのは難しい」って本にかかれてましたね。皆、成果給って言葉は好きだけど、実態はあまり好きじゃないような気がしているんですよ、私。
- 和田
そうかもしれない……。
12/23
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