ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第52回 和田裕美さん

52 |
和田裕美さん
|
|
|
まずは聞き上手に
- 和田
そうですね。まずは分析能力です。分析能力はもうちょっと2段階目、上級編で。まずは相手が楽しくなるように、聞き上手になる練習します。うなずき上手、相槌上手、名前をすぐ覚えるというように。
あと、目の動きなど、相手の話に思いきり反応する練習をする。そして、その方が聞き上手じゃなければ、私がその人の前に座って、「あなたの真似かな」ってやるんです。
- 佐々木
あはは。
- 和田
たとえば、ギャルだったりすると、「それでー」って携帯とかを触りながら、こんな聞き方しますよね。その人の真似をして、「すごく不愉快じゃない?」って聞いて、姿勢や態度を直します。
今度は分析の部分なんですけど、「メモをとれ」って言いますよね。メモをとったときに、それを箇条書きで、議事録を作る練習をすると、分析ができるように……。
- 佐々木
なります? 議事録が全然違うこと、ありますから。先日、大手企業の社長さんが、やっぱり議事録がぜんぜんダメだって。言ってることと書いた議事録がまったく違って、議事録が社内を悪くしてるって。自分の言っている趣旨と社長発言として書かれてることのポイントがずれている。エピソードだけが抜き取られていたりして、あれを何万人もの社員が読むと思うとぞっとする、って。
- 和田
いやあ、そういう人は思い込みで仕事をしすぎで、思い込んだらよそを見ないで、ガーッていくじゃないですか。
- 佐々木
私は、取材能力が必要だと思うんです。仕事には。その取材能力がないってことですね、つまり。
- 和田
そうですね。だから、たとえば質問をしてみるとか、「これはこれでよかったですか」っていうことを確認する作業をしていくと、もうちょっと伸びていくと思います。これはこうだって思い込みをされる方は、「大丈夫だと思います」って言うんですが……。
- 佐々木
そうなんですよね(笑)。何を根拠に言ってるんだ、って。
- 和田
ええ、大丈夫って。
- 佐々木
大丈夫、という単語は、ビジネスの上ではほとんど意味の無い言葉、あいまいな単語だと思います。…でも、今までのお話を聞いていると、どうやって何億も売り上げをあげて、大きくなっていったのかよくわからないです。何に秘密があるんですか?
11/23
|
 |
|
|