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田中里沙さん
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一緒にかけ算で活動
- 佐々木
2005年から先はどんな時期に来ていますか?
- 田中
そうですね。やっぱり、コミュニケーションの転換期、これまでいろいろなメディアができました。有象無象に。メインストリームとかいうのが淘汰される時期にいよいよ来たかな、という感じですね。
- 佐々木
メディアが?
- 田中
メディアが。だから、イー・ウーマンもそうでしょうけれど、これまでのメディアにできなかったことができるんですよね。広告とか宣伝のタテの役割だけじゃなくって、企業の活動全体にかかわるようなものとか、そういうものになってきたので、これまでのテレビとか新聞に加えてもう一つの媒体としてインターネットが出たのではなくって、テレビ、新聞、ラジオとかを包括するか、一緒にかけ算で活動するような、そういうメディアだと思うんですよね。だから、今の枠を全部やっぱり変えていかなきゃいけないと思いますし、その過渡期にありますね。
- 佐々木
その意味では、広告と広報と分けるより、境目がないっていうか、上手に使わなきゃいけないなって思うんですが。
- 田中
ほんとそうですよね。
- 佐々木
今までの方程式では広告効果が計れなくなってきた。
- 田中
そうですよね。だから少ない予算で、これだけの広告しか今は打てませんよ、っていうことであれば、広報を使っていくということが、十分にあると思うんですね。うちも宣伝と広報と言いながら、宣伝会議でやってきて、中に広報会議っていうスペースをずっと設けてたんですよ。この2年くらい。
でも結局読者が全然違うということに気づき、こういう雑誌が欲しいねみたいな話もあったので、PR・IRで、『PRIR(プリール)』という名前なんですけれど、特に女性の広報担当者の方を意識して、日本初の広報専門誌を4月1日に創刊したんです。
11/25
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