ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第33回 南坊 博司さん

33 |
南坊 博司さん
|
|
|
ワーキングホリデーとの違いは
- 佐々木
就業機会を海外で、というのは、普通のワーキングホリデーという制度がありますよね。オーストラリアとかカナダとか。
- 南坊
はい。ワーキングホリデーというのは、1年滞在ができることと、滞在中に仕事をしてサラリーを得てもいいのです。ただ、仕事の内容というのは、日本のお土産物屋さんとか、そういうところになることが多いわけですよね。
ペイドインターンシップというのは、海外にある現地企業に入って、実際に向こうの企業の中で仕事をし、トレーニングされながら働く。
- 佐々木
つまり、ワーキングホリデーは、働いてもいいというビザをもらって、現地に行ってから、職を決める。だから、時には、日本料理屋さんや日本人向け観光業などになる。しかし、ペイドインターンシップは、日本を発つ前に、海外の企業の人事部が採用面接をしてくれて、採用決定してから相手企業のスポンサーでビザが発行されて、行く。ずいぶん違いがありますね。
- 南坊
ワーキングホリデーで行っても、そのまま仕事もしない、ということもあり得ますし、期間を活用して語学学校で1年勉強したという方もいらっしゃいます。
- 佐々木
わたしはアメリカの大学に留学中、インターンシップ制度を使ってワシントンDCのラジオ局でインターンをしたんです。アメリカの大学生は4年間のうちに最低1学期はインターンをしなければ大学を卒業できない。
わたしは1年間の留学生でしたので、しなくてもよかったんですが、ぜひ働きたいと思い、インターンをしました。お金がもらえるのではなく、大学の単位を取得できるプログラムだったので、帰国後、上智大学にすべての単位を移行できて、とってもよかったんです。
それに大学に留学して学生文化を体感し、友だちをつくり、学んだことと、インターンシップをして、アメリカ社会の組織の中で仕事をして、大人の世界を体験したことは、どちらも今のわたしをつくっています。英語も大学生英語と社会人英語はまったく違いますし。
8/13
|
 |
|
|