ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第33回 南坊 博司さん

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南坊 博司さん
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一人前になって戻ってきた新入社員
- 南坊
そういった体験をされると、本当に帰国後の仕事に役立つでしょう? 自分の意識の中で、海外へ出ることを想像しているとしたら、ぜひこの機会を使ってほしいと思いますね。
特に日本では、グローバリゼーションと言い続けられながら、なんかやっぱり足踏みしてるような状況にあるでしょう。気軽に行って、ちょっと勉強してくるよというような、そういうシステムというか、仕組みがないと駄目なんですよね。すそ野の広がりが社会にあるべきだと思っています。だからこの、新しい仕事を始めたわけです。
- 佐々木
そうですよね。アメリカ主義になるつもりはないですが、あの国でのいいところは、どの年齢でも勉強できる。さまざまなチャンスがある、ということですよね。だから、日本で仕事を始めた人は、20代後半から30代くらいに、一度海外で仕事をしてみて、それで、戻ってくるという、成長できるプログラムが日常にあると、うれしいですね。そしてそれがOKだという認識や環境が育つこと。日本でもそろそろできてきてもいいと思うんですよね。
- 南坊
ほんと変わりますよね。わたしが前にいた会社でも、新入社員が海外に行って、英語もインドネシア語も全然できなかったのに、半年して帰ってきますと目つきが変わっている。駄目だこれ、というような人が、一人前になって帰ってくるというくらい、海外で働くことで成長する可能性がある。自分一人で向こうに暮らすこと自体が、勉強なわけですよね。日本にいたら、普段の生活では楽にしていられるけれど、向こうに行ったらまず自分が食べる物を注文することから大変なのですから(笑)。
佐々木さんも同じだと思うんですが、自分自身が海外でのいろいろなことに鍛えられたと思いますし、そういうことに少しでもわたしたちの会社でお手伝いできるかな、というふうに思っています。それから、ペイドインターンシップやインターンシップで戻って来られた方のケアですね。お子さんの留学と違い、社会人の留学は8割が女性なんです。そういった女性たちがどこかへ就職ができるという機会が与えられる。これ、ご一緒にできませんか。
- 佐々木
ぜひ。イー・ウーマンでもユニカルでも、すでにキャリアデザインや就職のご紹介をしていますから、帰国された方が、女性でも男性でも、活躍されるように、いろいろサポートします。それに先日の、イー・ウーマンでの講座にも60名以上がお集まりになって、すごい活気でしたね。きっとこの秋から海外で働く方もいるのでしょう。そのような方々の海外リポートをサイトでも掲載していきたいと思っています。
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