ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第33回 南坊 博司さん

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南坊 博司さん
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起業のきっかけ
- 南坊
先ほどお話ししたように、大学を出まして資源の会社、住友石炭鉱業で、海外がフィールドだったんですよね。インドネシアの奥地からアメリカの中西部、ずっと海外を行き来する仕事をしていました。それで、退任した後、インドネシアに行って、約1年間ジャカルタにいたんです。なんかエネルギー関係の仕事をしたいと思ったのですが、エネルギーは大きな仕事ですから、なかなかそれは難しくて。
- 佐々木
そのときはご家族と一緒に?
- 南坊
いえ、子どもたちの学校の関係で日本にいることになって、単身で行ったんです。その後帰国し、何か海外にかかわる仕事をやりたいと思い、留学をサポートする会社に少し籍を置いて、そこでいろいろと勉強させてもらいました。留学生を支援するという本来の目的から外れ、単なる金もうけ主義のビジネスをしている会社があることも知りました。
そんなころ、留学や教育のプロフェッショナルである仲間と知り合い、毎日のように夢を語ったり、問題点を彼らと熱く論議したりしている間に、じゃあ、留学生の視点に立ったビジネスを展開し、業界のスタンダードをつくろうということになって、エデュケーションジャパンを立ち上げた次第です。
- 佐々木
聞くとサラッとしていますが、実際のところはどうなんでしょうか? 大手、住友石炭鉱業の執行役員をされていたということは、奥さまやご家族も、今後ある一定の人生を想像されていたのだろうと思いますが。その会社を辞められてインドネシアに行かれて、やっと帰って来たと思ったら、今度は留学支援の会社をつくると……。起業に対してご家族との話し合いはもたれたんですか?
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