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藤巻幸夫さん
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再生のために出した条件
- 藤巻
でもね、一つだけ条件があると。再生させるための条件は僕の仲間を何人か集めることと、東京に本社を移すこと。これがあれば、あとは何もいらない。普通に食えればって。それで自然な流れで手を組んだら、いきなり社長になっちゃったんですよ。
- 佐々木
最初は社長のつもりじゃなかった、って聞きました。
- 藤巻
そう。社長のオファーじゃなかったんですよ。CMO(チーフマーケティングオフィサー)だったんですよ。今までの経験を活かして、何でも好きなことやっていいって。それに向こうもいい加減で、YMOよりCMOのほうがいいですよとか言って!
- 佐々木
(笑)。
- 藤巻
本当の話なんです。
- 佐々木
いつの時点で急に社長に?
- 藤巻
9月10日くらいですよ。突然呼ばれて「藤巻さん、肩書きなんだっけ?」「CMOですよ」「それでいいんですか?」って。「むしろ肩書きはナシで、会社名だけでいいくらいですよ。僕は物流もやりたいし、今まで何でもやってきたから、何でもできますよ」って。「だけど、経理だけは嫌だ」って言ったんです。
そしたら「代表取締役はどうですか?」って。「えっ? 代表取締役って社長さんでしょ、それは危険ですよ。僕、お酒も飲むし、カラオケもするし、騒ぐし」って言ったら、「それもいいじゃないですか」と。それでいいなら僕は大いにけっこうですよって。
- 佐々木
でも社長は、経理も必要だけど(笑)。
- 藤巻
そうだよねえ。最低BS(バランスシート)は見られるみたいな。いいCFO(チーフファイナンシャルオフィサー)はいますから。
- 佐々木
でも川島さんがいらっしゃるのと、そうでないのとでは、違いますよね。彼がいなかったら、この仕事引き受けなかったんじゃないかと。
- 藤巻
それはもう、絶対です。彼がいなかったら、この仕事引き受けなかったよねえ。
12/21
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