ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第136回 升永英俊さん

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升永英俊さん
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肋骨を5本同時に折っていました
- 升永
いや、怪我していますよ。
- 佐々木
いや、私なんか、自分の仕事を考えると、怪我というリスクのあることは避けようと思うんですけど、自転車で四十何キロとか、直滑降とか……。
- 升永
47.5kmって覚えてほしいね。
- 佐々木
すみません。47.5kmなんていうのは、ちょっと……。
- 升永
危険だと思うでしょ? だけどね、なぜ私が自転車を始めたかというと、実は3年前に、ニセコに行ったんです。僕が主唱した秘湯スキー研究会だから毎年行かなきゃいけない。仕事で忙しいから、スキーはやらないで、宴会だけ行って、6時間ぐらいしかニセコにいないで、また東京に帰って仕事をするっていうことが、7年ぐらい続いていました。3年前に、久しぶりに、スキーも1日やったわけです。
で、そのときに転んでアキレス腱を切ったんですよね。それで手術をして、6ヵ月間は元に復元していないんですよね。
- 佐々木
でも、仕事を休むわけにはいかないですよね。
- 升永
仕事は入院した2日間を除いて休まなかったですけど、アキレス腱を切って2ヵ月目ぐらいに、自転車ならやれると思って、自転車に乗ったんですよね。自転車も7〜8年ぐらい乗っていなくて。
荒川大橋の所の側道を自転車で行ったわけです。それで、向こうから女子高生達5人ぐらいが一直線でずっと来て、すれ違っていくんです。それで、普通だったらスーッと行くんだけど、私はもう7〜8年、自転車に乗っていなかったものだから、すごく怖くて、グラグラしたんですね。それでポテッと転んだんですよ。それで鉄の欄干に肩を打ちつけたわけね。それで、「ああ、やったか」と思ったけど、「まあ、よかった、骨は折っていないようだな」と思って、自転車にまたがろうと思ったら、足が上がらないんですよ。またがれない。
で、10分たって、もう一回やったけど、それでも乗れない。で、もう一回10分待って、まだ上がらない。で、しょうがないから、自転車を押して、道路に出て、タクシーで帰って、それが土曜日だったから、医者もクローズで、月曜日に医者に行こうと思ったけれども、虎の門病院に電話をしてみた。「診てあげます」と言われて、だけど医師がいないからって慈恵医大に回されて、慈恵医大に行ったら「これは折れています」ということになって。
- 佐々木
アキレス腱は切れるし、骨は折れるし……。
- 升永
骨折の話だと、10年前には、カナダのウィスラーという所で、初日、1本目、スキーをつけてバーッと走り出して、ポーンと行って、背中から着地して、結果的に、分かっているだけで肋骨を4〜5本同時に折っていました。
- 佐々木
うわあ。もう、それを聞くとやはりスキーはできないんです。
- 升永
「レントゲン写真では4〜5本の折れた骨が写っているんだけど、もっと奥に折れているんでしょう」と医者は言って。ただ、それは何か表側の骨の陰になっているから何本か確かなことは言えないけれども、少なくとも4〜5本折りました。
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