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升永英俊さん
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人がやらないことをやれば
- 佐々木
でも、弁護士になろうと言って、司法試験の勉強をしながら工学部でというのも、興味深いです。
- 升永
それは、弁護士になったところで、お客をとる才能とかは必要なんだけど、私にはそれがない。何か、人がやらないことをやれば、少しはお客さんが寄ってくるんじゃないかと思ってね。そのときに知的財産をやろうと思って、工学部に行ったわけです。
- 佐々木
じゃあ、司法試験の勉強をしながら工学部で学習して、そちらの知恵で知的財産のお客をとろう、と。で、合格後もコロンビア大学に行かれて。
- 升永
そのときに、私は学士入学で、法学部から工学部に行ったんです。理学部とか工学部から法学部へは、毎年10人ぐらい転部していくわけです。ところが、逆っていうのは珍しいから、工学部の教務課が調べてみたら、「ちょうど今年で東大工学部100周年です。100年間、誰も法学部から工学部へ転部したものはいない。お前が初めて法学部から工学部に来た。おめでとう」と言われましたよ。
だから僕がやっていることは、考えてみたら、普通の人がやらないようなことをあの当時やっていましたね。知的財産なんていうのも、当時、誰も金儲けになるなんて思わないですよね。
- 佐々木
この時期は、そうですよね。知的財産という言葉も。
- 升永
だから、1人1票も、そうあってほしいですよね。佐々木さんは、スキーはされますか。
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