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130
中央大学教授
山田昌弘さん

日本はあまり近代化されなかったということですね

佐々木

大人たちの考え方の中で、自分が子どもを養えるというのが自分の豊かさだと思ってしまうような、そんな錯覚があるというところなんでしょうね。

山田

錯覚っていうか、それが生きがいとして暮らしてきたっていうことでしょうね。私、シングル調査を90年代の半ば頃にやっていたんですけれども、親は、パラサイトをさせることが喜びなんですよね。

佐々木

それが集合体になって、こんなに社会問題になり、日本社会を駄目にしちゃっている原因になっているということですね。

山田

戦後の高度成長期の貧しいときは、自分のことはさておいて、子どもの教育に投資させて、子どもを家においた。昔は平均子ども数4人と多かったわけですから、教育投資に回したということは、たぶん戦後の発展をつくりだした1つの要因だと思うんですよ。それが20歳になっても自立をさせないようにさせてしまったというので、今マイナス要因になってきている。

佐々木

自立という考え方が日本の教育の中でも、きちっと学ばれていないことなんでしょうか。他の国の自立に関する教育を知っているわけではありませんが、日本で自立をするということに対して、あまり教えてきていない気もします。自立とは何ぞやとか、あるいは自立のメリットとか、能動的に自立をするためのステップとか、そういうものは学校で教えたり、考えたりしてきていないという可能性はありませんか?

山田

学校教育だけで何とかなるものではないと思っていまして。結局は自立しなくても楽しい人生が送れているという見本があると、そっちにいきますよね。

佐々木

自立なくして楽しい人生はない、と私は思うんですが。最初に出てきた、「働かなくても専業主婦でリスクの少ない生活を」というのと似ていて、自立をしなくても楽しい人生というのは本当ですかって聞きたいですね。私の定義からすると、それはすごく小さくというか、こぢんまりとした毎日じゃないかなと思うんです。小さな中で、そっちの方が楽だからとか、こっちの方が楽しいからだとか言うんだけど、本当は全然楽しくない、もっと楽しいものはいっぱいあるのに、知らないだけじゃないかと。自立が一番楽しいと思うけれど。

山田

そうですね。そういう意味で日本はあまり近代化されなかったということですね。私が社会学で、近代社会とはなんぞやと習ったとき、自分で自分の人生を設定して、それをやることが、それを実現することが喜びであるということから始まったのですが、日本はそうはならなかった。自立という部分では、近代化されていない。

佐々木

楽しみとか、人生とか、生活という視点で。また、自分の価値観だとか、自分の貢献度とかに対して、全く近代的な、あるいは発展的な考え方がない。

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