ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第127回 窪木登志子さん

127 |
窪木登志子さん
|
|
|
自分の生き方が表れるように仕事をしたい
- 窪木
佐々木さんもそうでしょうけど、人と会うのが糧になるんであって、どんな人であっても、会えば、この人はこういう考え方をするんだ、受け取り方をするんだっていう学びがある。あまりつまらない人とは長い時間一緒にいたくないけれども。
- 佐々木
窪木さんには、私が公私でさまざまな相談に乗ったりしてもらっていますけれども、たとえば私がすごく怒って、「やっつけてやる!」みたいな気持ちで行くと、穏やかに、「もうちょっと落ち着いていきましょう」と返してくれるし、私が「まあ、いいや、これで」と言うと、「いや、もうちょっと戦いましょう」と、すごく上手に誘導してくださる。
私の持つイメージでは、弁護士に相談すると、何であっても「戦え、相手をやっつけろ!」と言われそうな、争いのモードになることを懸念していたのですが、窪木さんは全然違う。どんな争いごとや、どんな課題があっても、どうやったら、品格をもって対応するかっていうことを教えて下さる気がしているんです。
- 窪木
ありがとう。そんな風に言っていただけると、ぞくぞくっとしちゃう。でも、それは目指すところなんです。品格をもって、どんな人にも対応しようっていうのを、特に最近、意識していて。
- 佐々木
そうですか? でも、私はずっと今まで、もう私自身も何を相談したか忘れちゃうぐらい、大小様々ご相談をしているけれども、何でも聞いてくれて、それでもやらねばならぬことは、ちゃんと正しく導いてくださって、それでいて私自身が、品格なんて、そもそもあるかどうか知らないけど、変なふうにならないように指導してくださっている気がするんです。
- 窪木
それはありがたい。それはとても目指すところなので、もしそういうふうに受け取ってくれるところがあればとても嬉しいです。よく佐々木さんも言われるように、仕事は人生の大きな時間じゃないですか。そうすると、結果が一時的に近視眼的に良ければいいというんじゃなくて、自分の生き方が表れるように仕事をしたい。プロセスもそうだし、結果もそう。やり過ぎない。勝ちすぎちゃってもダメ。勝つのはもちろん目指すんだけれども、その勝ち方も、1円でも多くというんじゃなくて。
- 佐々木
Win-Winをつくり出す、ということなんですよね。
- 窪木
そうです。
4/17
|
 |
|
|