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長坂将志さん
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6カ月間やりつくすと、ようやく文化に変わるんです
- 佐々木
どんなふうに、文化づくりを?
- 長坂
まず、決まった時間に確実にそこのお店に行く。そして自分のお店をベースに、周り10軒の前のゴミを拾う。そういうものを拾ってきて、入口に入って、入口の周りを見て、手をかけるドアが汚れていないかチェックして、中に入る。入ったら、温度は大丈夫か、音のボリュームは大丈夫か、そして床に落ちているゴミを全部拾いながら、みんなに、「おう」ってあいさつをしていって、席をずっとまわって、ゴミ確認、ホコリ確認。そしてトイレに入って、トイレの匂いだとかそういうものをチェックして、で、初めてキッチンに「おはよう」って言って、キッチンの空気感を見て。これを、延々6カ月間やりつくすと、ようやく文化に変わるんですね。
- 佐々木
それをマサさんご自身が、やる。
- 長坂
もちろんです、はい。
- 佐々木
他の人たちは、オーナーが拾っているのを見て、ゴミ拾いを始める。それが、文化になっていく、ということですね。
- 長坂
一つ一つのものが、ぼくが来たときにすべてきれいになっている状態に変わっていきますね。別の言い方をすれば、それが全部完了するためには6カ月かかるんです。
まあ、4カ月ぐらいでできているんですけれど、後の2カ月はそれを固めるみたいな感じです。で、そこまでやっても、1年経ったらもう1回やらなきゃいけない。ですから、永遠に言い続けなければいけないことでしょうね。
- 佐々木
やはり、繰り返して、見せたり、伝えたりする。
- 長坂
そうですよね。もう、それは人ですからね。
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