ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第108回 宮嶋泰子さん

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宮嶋泰子さん
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「演劇がやりたいんです」って言ったら
- 佐々木
いつ、アナウンサーになろうと思われたんですか?
- 宮嶋
私は、たぶん大学2年生ぐらいだと思います。
- 佐々木
それは、何かきっかけがあったんですか?
- 宮嶋
きっかけと言うよりも、自分の能力で人より優れていると思える所を伸ばしていくっていうこと。自分の方法は常にそうなので、そう考えた時に、だから新聞記者にはなろうとは思わないわけですよ。
- 佐々木
それは、おしゃべりが好きだった?
- 宮嶋
それと、お芝居が好きで、大学4年の時にテアトル・エコーの養成所に通っていたので、何かを表現したり自分でしゃべるという事に関しては、それなりに自負があったんだと思うんですよね。それまでやりたくてもなかなかチャンスがなかったお芝居の世界に足を踏み入れて、もう、すごく楽しくて、「私は、こういう事がやりたかったんだ」と思うくらい、しゃべったり表現したりするのが面白くて仕方なかったんだけれど、何せ背は低いし、姿勢はよくないし、身体表現、柔軟性という所では劣るわけですね。じゃあ、何が自分で優っているかといったら、言語で表現する事。「君の声は砂防会館の一番上まで届くよ」って言われて、やっぱり声なんだと思って、アナウンサーならどうだろうかって。そこからですね、たぶん。
- 佐々木
それで準備して。
- 宮嶋
学校は3ヵ月ぐらい通ったかもしれない。準備って、そんなに準備じゃないですけど。
- 佐々木
テレビ朝日は、宮嶋さんみたいな人がいて、よかったですよね。私は、ニュースステーションでの何年目かのとき、尊敬するディレクターに、「君は、宮嶋さんのように、レポーターとディレクター、両方自分でやってごらんよ」って何度も言われたんです。
- 宮嶋
何で、なさらなかったの? 「できない」って思っちゃったのかしら?
- 佐々木
怖かったのかな、私にとって宮嶋さんがやっていらっしゃる事は、雲の上だったから、「できるよ」って言われたけど、取り組むことを避けてしまったのかもしれません。始めからできるわけでもないし。
- 宮嶋
でも、その代わり、たくさん本を出されているし。作品という意味では同じじゃないですか。それにイー・ウーマンのウェブを作っているのだから、そこで、今後動画を流されると、いいかもしれない。
- 佐々木
イー・ウーマンで動画を流したいですよね。前からの夢です。そのときが来たら、どうぞ、お力貸してください。今日はありがとうございました。すっかり時間を頂きました。こんな未熟者ですが、これからもどうぞ、ご指導ください。様々な番組、楽しみにしています。
対談を終えて
高校の先輩で、ニュースステーションでの先輩である宮嶋先輩。前例のないことに挑戦し、新しい仕事を作り出し、世の中にメッセージを送る。一人の人間の深さを探求し、光を当て、さらに輝かせる。「動物の勘」とおっしゃる才能の裏側が知りたい。更に、いつかもっとお話を伺いたいと思う、対談でした。インタビューのプロの前で、私の未熟さに呆れるという痛い体験でもありました。この機会を更に活かして、今後も歩んでいこうと思います。先輩、今後も、ご指導お願いします。
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