ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第101回 渋谷 和宏さん

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渋谷 和宏さん
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まずは合宿をして、皆でワイワイ議論して
- 佐々木
それで、編集長としてアソシエがスタートしたわけですが、すべての記事を自分で取材するわけにはいきませんし、編集者にしても全員、渋谷さんが欲しかった人ではありませんよね。
- 渋谷
ええ、まあ、微妙ですけど(笑)。
- 佐々木
編集部員はいま……
- 渋谷
16人です。
- 佐々木
16人のチームとなると、その中には渋谷さんが実現したいコンセプトや、モチーフに託してメッセージを伝えるという記事のあり方がうまく伝わらない記者がいたりしませんか。あるいは、まだそこまで書く技量が、残念ながら至っていないという人が、やっぱり16人の中には、いろいろいらっしゃるでしょうね?
- 渋谷
ええ、まあ、微妙ですけど(笑)。
- 佐々木
その中で、新しい船を作り、挑戦していくという部隊を、どう指揮を取り、皆のスキルを上げていかれるんですか?
- 渋谷
アソシエは当初、月刊誌としてスタートして、創刊時のメンバーはたった6人でした。当時6人で随分、話し合いましたね。泊まりがけの合宿をして「こういう雑誌をやりたいんだ」と話したり、朝から晩まで延々とアイデア会議を開いたり。それでアソシエという雑誌のイメージを共有しようと試みました。
でも、2002年4月に創刊してからも、試行錯誤はずっと続きました。「私はどうなってしまうのだろう」「どうすればいいのだろう」という疑問に答える雑誌というコンセプトを誌面にブレークダウンできるようになるまでには何カ月もかかりましたね。
- 佐々木
どのようにして誌面をコンセプトに沿うように固めていったんですか
15/27
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