自分で考え、自分で選び、自分で行動する。意志のある人たちが集う“場"それがイー・ウーマンです。 サイトマップお問い合わせ| english
ewoman検索: 過去のサーベイ検索
HOME CAREER@ NEWS@ MONEY&REGAL BODY@ SOCIETY@ ACTIVE LIFE@ 6ジャンルについて
>>> 旧リーダーズ/メンバーからの移行登録について
イー・ウーマンとは
参加する
円卓会議 働く人の
円卓会議
表参道カレッジ 人から学ぶ、
人と学ぶ

表参道カレッジ
国際女性ビジネス会議 国際女性
ビジネス会議
読む
winwin対談 佐々木かをりの
win-win対談


ホーム > サーベイリポートデータベース

ewomanサーベイリポートデータベース

サーベイ

2005/5/23(月) - 2005/5/27(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
4日め

テーマ謎のピアノマンが誰か、知りたいですか?

投票結果 現在の投票結果 y65 n35 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
若林邦彦
若林邦彦 『報道ステーション』チーフディレクター

まずは残念なお知らせから。「ピアノマンはドイツ人」説有力! とお伝えした24日の報道ステーション。ピアノマンはドイツ人のミヒャエル・バルトリンクさんではないのか? ということを放送してから、さらにテレ……

コメントの全文を読む

これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

ピアノマンの必然性を知りたい(楽舞・東京・パートナー無)

私は、ピアノマンの素性も知りたいが、もし仮に 彼が国外逃亡を図った人の場合はこんなに、世界的に有名になれば身柄が保障されるのかなとか。プロモーションであれば、戦場のピアニストのリバイバルかなーとか、リバイバルの場合は、実話に基づいているので、本人がどんな反応をするのかなーとか、細かいことはとても気になります。でも一番知りたいのは、なぜそこまでする必要があったのかです。非営利・営利はともかく、彼がここまでする本当の理由が知りたいです。なぜなら、それが近代資本主義や現代社会における人としてのあり方を考えるためのすごく大事なポイントのように感じるからです。

他に取り上げられるべきニュースは(rogko・新潟・パートナー有・31歳)

正直知りたいけど、有名ピアニストなら今ごろ分かっているわけだし、このニュースを見て「戦場のピアニスト」のストーリーとダブってしまいました。マスコミが取り上げているから知りたいだけで他のニュースが大きく取り上げられてくれば忘れてしまうと思います。「レッサーパンダの風太」のニュースは、他にネタがないのかなと思ってしまいました。もっと拉致事件とか真剣に取り上げなければならない問題があるのに、私にとってはどうでもいいことです。それに専門家が得意になってコメントしていましたがそれだって実際と違ってたわけだし。ほのぼのした内容でいいとは思いますが 「動物奇想天外」あたりの番組で取り上げればいいこと。違うでしょうか……?

千葉市動物公園には行けなくなった(IPウーマン・36歳)

ピアノマンが誰なのか判明した、というニュースは知りたいですが、自分で調べようとか、そういうことは思わないです。それよりも我が家にとって「風太」問題の方が深刻です。千葉市動物公園は我が家の憩いの場。いつも空いているし動物はたくさんいるし、安心して子供を遊ばせることができる貴重な場所。それなのに風太騒動で当分見合わせることに……。飼育係の話によると、二足歩行自体はそんなに珍しいことではないそうですし(あそこまで美しい立ち姿はあまりないそうですが)、どうしてここまで加熱するのか不思議です。パンダはストレスに弱い動物なので、風太が未知の体験に体調を崩してしまうことも心配です。アザラシ騒動の時も思いましたが、動物ネタで盛り上がっているときは、一応日本は平和なのかな、と。

NO

エンターテインメント的ニュース(うらも・東京・パートナー有・34歳)

誰であるかは興味はありません。「何が真実か」であれば興味があります。おしなべてTVの報道は映像が付くため視覚的な影響を受けやすいと思います。ピアノマンの容姿があれだけ端正であるので映像のニュースとして流しやすい部分があるのでしょうが例えば本当に瀕死の方で衣服もぼろぼろ、顔立ちも端正といえない方だったらここまでニュースになるだろうかという疑問も持っています。時としてエンターテイメント的ニュースも楽しめますがどの局でも事実を伝えるニュースよりもエンターテイメント的なニュースや、主観の入った報道が多いことは常々不満に思っていることです。レッサーパンダだけではなく動物の思いもかけない映像は確かに見ていて心が和むものですがそこに集中して見に行く人の気持ちもよく理解できません。近所であれば話は別ですが。また毎日毎日その映像を出すマスコミの姿勢も不満です。もっと重要なニュースもあるでしょうといいたくなることしきりです。

「みんなが知りたがっている」という幻想(samin・東京・パートナー無・42歳)

どっちでもいいこと、というのが本音でしょうか。日本の常識、世界の非常識という言葉を聞いたことがありますが、投稿にもありましたように日本で話題になっていることが世界でも話題になっていると思ったら大間違いのよい例なのでしょう。みんなが知っている・知りたがっているという幻想に陥りがちの国民性、怖い気がします。

野次馬の気が知れません(senjuan・岐阜・パートナー無・37歳)

興味がないとは言いきれないですが、人を詮索するのはどうかな? と思います。その人が本当に望んでいるのなら探す努力を周りがしてあげるのも必要でしょうが、本人が自らの意思で記憶を消しているのならそれを戻し、元の環境に戻すことが良いとは思いません。レッサーパンダの風太にしても、特別騒ぐことではないと思います。環境が変わってストレスをうけたら死んでしまう動物もいます。とりわけ特殊なことでもなく習性の一つではないでしょうか? それにさきの、あざらし、クジラの時といい何かとニュースを聞いてつめかける野次馬の気が知れません。テレビで見ているほうがよっぽどよく見られますし(笑)。うちには3匹の猫がいますが、そのうちの1匹が風太そっくりの立ちかたをして周りを見ています。けれど、特異なこととは思っていません。

ドラマ性や外見が重んじられること(コリエコリコ・東京・パートナー有)

ちょっと前になりますが、どこかの番組でスウェーデンかどこか北欧で保護された、やはり記憶喪失の青年の話をしていました。アジア人の外見をもつ彼はどうやら日系か日本で過ごしたことがあるようで、様々な言葉の中で日本語に反応したようでした。現在滞在国での福祉援助を受けながら自立を図っている姿がでましたが、いまだに身元はわからないようでした。日系の人かも、というところで私は興味をひかれたのですが、今回のニュースに接してピアノマンより日本人にとって身近であるはずのニュースなのに、同胞である人々の興味は低いのだな、と感じました。背景のドラマ性や人物の外見がニュースの内容の重要性より重んじられているように感じて複雑な気持ちになりました。私はピアノマンよりもその日系の彼の身元が判明することを願っています。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

ピアノマンと風太 − 「音声」という共通項

まずは残念なお知らせから。「ピアノマンはドイツ人」説有力! とお伝えした24日の報道ステーション。ピアノマンはドイツ人のミヒャエル・バルトリンクさんではないのか? ということを放送してから、さらにテレビ朝日取材チームは精力的に取材を続け、彼の後見人になっているという81歳の老婦人に会うことができました。その老婦人は言いました。「ピアノマンはミヒャエルではありませんよ」。そして、その場でつないでくれた電話に出たのは、スイスにいるという当のミヒャエルさん。「僕はピアノマンではありません。オルガンは弾きますがピアノは弾きません……」。すいませんでした。ピアノマンの謎はまた完全な振り出しに戻ってしまいました。

今回、レッサーパンダの風太のことをみなさんに聞いたのは、いくつかの投稿にあるとおり、風太のニュースがこのピアノマンニュースに通じるようなテイストがあるような気がしたからなのです。この二つのニュースは、映像が見せる強さ(ピアノマンの何枚かの写真と、風太の毅然としていながらも哀愁のある立ち姿)というものを、明確にあらわしていると思うのですが、僕が考えるもうひとつの共通点は、ピアノマンも風太も一言も喋らない、何の反論もしない、という点です。ピアノマンのニュースのポイントは、情報が少ないということじゃないか、ときのうお話しましたが、言い方というか、考える角度を変えると、この二つのニュースには、映像はあるのだけれど、音声があまりない。そのことが最初の熱狂に比べて、二つのニュースとその関連情報や続報が次第に物足りなくなっていくひとつの原因ではなかったのか、と僕は考えたのです。

数年前に「だんご3兄弟」の作者でCMディレクターの佐藤雅彦さん(今は慶応の先生ですね)を取材したことがあります。佐藤さんの持論に「テレビを引っ張っているのは映像だと多くの人が考えがちだけれど、テレビを引っ張っているのは実は音声なのです」というのがあります。本当にその通りだと僕も思います。

佐藤さんの作った名CMは、ほとんど音声を中心に作られていて、モルツモルツモルツモルツというCM、ポリンキーポリンキーというCM、ばざーるでござーるばざーるでござーるというCM、すべて音声が映像を引っ張る形で意識的に作リ出したというのです。人間はそういう音にぐいぐいと引っ張られて、ぐいぐいと興味を持つのです、と佐藤さんは言いました。つまり、本当に強いテレビ画面というのは、映像が強いということはまあもっともなんですが、仮に映像が強くなくても音声が強いとすると、それはものすごく強いテレビ画面になるわけです。そのことは視聴率というしろものと密接に結びついているのですが、ここではその話は置いておいて、ピアノマンの話に戻ると、この音声の弱さが、ピアノマンニュースの持続力の弱さ、につながったに違いない、ということをただ言いたかったのです。

さて。投稿の中にピアノマンとか風太とか、そんなことより「もっと重要なニュースがあるでしょう」「どっちでもいいこと、というのが本音」というご批判があったので、そのことについて少しだけ話しておきます。僕らテレビニュースを送り出している人間は、毎日毎日どのニュースをどんな風に出していくか、毎回悩み、議論して決定していきます。うまくいく時もあるし、うまくいかない時もあります。(開き直っているのではないのです。心からそう思います。)本当に、うまく伝えられなかったニュースというのは数多くあって、そのニュースは放送としてその一瞬だけ存在して、そして空中に消えていきます。ただ、僕が思うのは、テレビやテレビのニュースというのはやはり混沌とした人間の社会をかなり反映していくべきもので、悲しいやりきれない事故や事件もあるし、難しいけれど大切で考えなくてはならないニュースもあるし、どうでもいいといえばどうでもいいけれどなんとなく人生を考えさせられたりほのぼのとしたり、人間って変てこな生き物だなあ、と感じさせるするニュースがあったり、そういういろいろなものが交じり合ってテレビのニュースを構成しているということです。すべてのニュース番組やワイドショーが同じ方向を向いてしまうのは気持ち悪いものですが、いろんなものが混在する面白さ、それがテレビの本質ではないかと僕自身は考えています。そんなところにピアノマンのニュースや風太のニュースが現れた、ということじゃないでしょうか。うまく伝えられたかどうかは、いろいろな意見がそれぞれにあるとは思います。

つづきはあしたにしますが、最後に岐阜のsenjuanさんの投稿を。「うちには3匹の猫がいますが、そのうちの1匹が風太そっくりの立ちかたをして回りを見ています」。うーむ。これはニュースと言えば小さなニュースですね。明日あたり、テレビ局のカメラマンがsenjuanさんの家に押しかけるんじゃないのかな。

若林邦彦

若林邦彦

『報道ステーション』チーフディレクター

e-shop
メロンリペア メロンリペア
15万箱 突破!
抗酸化サプリメント
アクションプランナー アクション
プランナー

時間が見える大人気の手帳
ビジネス
イー・ウーマンに依頼する イー・ウーマンに
依頼する

イー・ウーマン調査 働く女性の調査
マーケティング&ブランドコミュニケーション マーケティング
ブランディング
コンサルティング

講演・研修のご依頼 講演・研修のご依頼
メディア掲載一覧 メディア掲載一覧
取材のご依頼 取材のご依頼
リンク
ワーキングウーマンの意識調査 asahi.com
私のミカタ
佐々木かをりのブログ 佐々木かをりの
ブログ

kaorisasaki twitter 佐々木かをりの
Twitter

 ©2000-2009 ewoman,Inc. 個人情報について利用規約各種お問い合わせ・お申し込み会社概要| english